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7月(最終章)
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しおりを挟む「ばか、ァ♡」
「かわいいよ、全部、全部、僕のものにしたい、僕で、満たしたい♡」
「ならッ…いっぱい、ナカで、出してェ、」
「だーめ、誠意、ね、」
既にスキンを買うのもやめたのだが、松井なりの紳士的振る舞いとしてせめて外で出そうと…足の指をシーツに打っていつでも脱出できる体勢をとる。
「せいしッ♡ちょうだいッ♡」
「だめ、ん、ポルチオで、イくのは、まだ難しいかな、いつもの、弱いとこ、突くね、んッ♡」
「ひア♡旭ッく、ん、あ、ねェ、ナカに、出して、よォ♡」
「だーめ、おヘソに出すよ、んッ♡ん、ね、」
慣れたツボを激しく擦って、尻を浮かせれば
「あき、らァ♡らめッ♡あ、ふッ…イっぢゃ、ゔ、いッぢゃ、あ、あ♡♡♡」
と奈々は二度目の絶頂を迎えた。
びくびく痺れて絡んでくる脚を引き剥がして、松井はスパートをかけて手を奈々の乳房へと着ける。
そして
「ん、アヘ顔かわいいよ、ん、ん、出すよ、ん、ん、」
と縦長のヘソへ噴射すれば、
「あん、あ、」
と奈々は残念そうに唇を尖らせた。
「あー……うん、うん…ふふッ…治らないや、精子付いたままのち◯ぽが入るよ、ナナ♡」
「ぽ派なんだ」、奈々はぐらぐら揺れる頭でそんなことを考えて、少しももったいぶらずに脚を開く。
「ちょうだい♡旭くんのおちんちん♡」
「ん、さっきよりは長く保つかもね、ん、ナナ、そっちじゃない、立ってここに手をついて、」
「ふー…ゔ、あ♡アんッ♡」
「脚長いね、ん、ナナ…すごい…太もも気持ちいい」
揺らされているのか自分で揺れているのか、肉付きの良い腰を掴んだ松井はベッドへ倒れた奈々の上半身を見下ろして征服感に浸った。
ばちんばちんと腿が打ち合って尻肉に打ち返されて、その反動も「生意気な」と男の闘志を燃やすエネルギーとなる。
「ナナさん、起きて、体、起こして、」
「ん、ん、」
「そう、体重預けて、んッ♡あ、これいいわ」
「あふ♡あ、あ♡」
上体を起こして脇の下から肩をがちっと掴まれる、倒れそうな恐怖に身体が強張り、しかし動けず引き寄せられて杭を打たれる。
「ナナさん知ってる?これ、タイタニックセックスって言うんだって、」
「ひどい、ネーミング、ねェっ、」
なるほど船の甲板で男女が海風に打たれているあのシーン、奈々は即座に理解するも「そんなロマンチックじゃないわ」とリアルな喘ぎ声を返した。
両腕をロックされて背中が反り、乳房がぶるんぶるんと震える。
二人の身長差からすると松井にとってはこれが打ち易い角度だったようで、
「あっは♡これいい、楽、ナナさん、耳赤い、逃げられる?」
と煽り出す。
「逃げ、らんな、い、ア♡旭くんッ、あ♡」
「逃がさない、ナナ♡」
日に日に回を増すごとに松井は奈々好みにオラついてきて、それがセックス中だけで日常生活は普通に…むしろ下手に出るのだから敵わない。
「もォ、らメぇ、」
「負けちゃう?」
「まけ、ちゃう、おちんちんにッ♡負けちゃうッ♡♡♡」
「可愛い♡」
数秒の時間差で果てた汗だくの二人はベッドへと仲良く倒れ込み、肌にぺったり貼り付く髪の毛を掻き分けてはしっとりと口付けを交わした。
「…旭くんは…勉強熱心なのね」
「なにが?」
「ダブルピースとかタイタニックとか…エッチなこと知ってる」
「……童貞が長かったからねー。エッチな情報とか漫画とかお世話になって…耳年増ってやつだよ…ナナさんものってきたじゃない…ナナさんは女騎士がしっくりくるね、知ってる?」
「…おちんちんには勝てなかったよォ…ってやつ?……ふふっ」
経験値の割に知識は豊富、でもその経験もすぐに積んでレベルアップして、松井は奈々をいたぶるように愛する。
ただでさえ自己顕示欲の強い彼は奈々の前で自分を抑えることでもストレスを生んでおり、鬱憤と言うほどでもないが堆積した小さなそれを解消するために時折荒々しさをアピールするのだ。
「うん、屈服しない強そうなところが好きだな、でも簡単に脚開いちゃうところも好き」
「人をビッチみたいに言わないでよ、恋人だから開くじゃない、」
「うん、その吊り眉が八の字になるのが好きなんだ」
「…あ、もう?あ、あァ♡」
「こんな抱き方覚えさせたナナさんが悪いんだ、ねぇ?」
「あふ、」
先のことなど忘れてただ欲に溺れて、でも互いにパートナーを手放す気は無くて。
この体に感じる満足だけは決定事項とばかりに二人は夜毎に心身を貪り合った。
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