27 / 96
11月
26
しおりを挟む言われた通りソファーに横たわった高石の腿の上に飛鳥は跨り、体重をかけて肩の凝りを解していく。
「あ~~…たまらん、わ~~」
「間抜けな声出すんじゃねぇよ、馬鹿」
「あ、ほんまに…得意なんすね、マッサージ…」
大柄な高石でも収まる大きめのソファー、その適度な硬さも満腹の男を夢心地へと導いてくれる。
「あくまで揉みほぐしな、マジで働いてたんだよ。昔から姉の体とかやらされてて…店でもセンスがいいって褒められた…資格も取ろうかと思ったけど通学が要るんだよ…だから我流、」
「おほぉ♡あ、気持ちええ~……さすがや、キョウ様…」
「アスカだっての!背中行くよ、おー……大変だな、体壊すと仕事出来ないだろ…しっかりタンパク質摂れよ、あと野菜な、腰も…凝ってるな…うら、うらっ」
「あ、やっぱ男の力がちょうどええな、あ、ほんまに…ちょ、定期的に来てええですか…」
「いいぜ、次からは金取るけどな…コッチはどうする?」
そう言って飛鳥がジーンズの上から尾骶骨をなぞれば、高石は「ひゃう♡」と鳴いて仰け反った。
「ひゃは♡…ん、こっちは?おい、勃ってんじゃねぇか、誰が許可なく乳首勃たせてんだ?あ?」
「すみませんっ、あ♡あかんっ♡ほんまに勃ってまう」
「暴発させんなよ、このソファー高いんだから…」
そんな事を言いつつも高石の体に乗ったまま手を挿し込んで乳首を弄り、まるで鬱憤を晴らすかのように爪を背中へ立てて食い込ませる。
「やめて、キョウ様っ…あ、あかんっ」
「黙れって、ん、ミツキちゃんかな、足音がする」
「ちょ、どいて…お願いします、」
「お前はお願いが上手だね、どうしよっかなぁ、じゃあ答えな。人ん家のリビングで虐められて、どんな気持ち?」
足音はおそらくハッタリ、しかし真偽などどうでもいい程にこのシチュエーションに高石は燃えて…飛鳥へ懇願した。
「恥ずいです、ほんまに…やめて下さい」
「本当に?ん?」
「ほんまにっ…あ、」
「気持ちいいんだろ?ミツキちゃんにも見てもらえよ、ほら」
空いた手を股倉へ、ちょうど玉袋に触れるように沿わせてやると高石は一層猛って、スリスリと小刻みに腰が振れ出す。
「あがんっ…あ、」
「勝手に床オナってんじゃねぇよ…答えろ、ど、ん、な?気持ちだよ」
「こ、コーフンしまずっ…キョウ様の家のリビングでっ…ソファーでっ…奥さんもミーちゃんも居る家でこんなっ…あ、」
「しつれーい…あれ、何してんの?」
ヤバい、本当にパンツの中に……と高石が思った瞬間にリビングのドアが開き、美月ひとりが戻ってきた。
「ん、ほぐしてあげてた。だいぶカチカチになってたよ」
「あら、良かったわね、タカちゃん…アスカさん、ジュンちゃん話してるうちに寝ちゃったから、もう帰るわ、」
美月の方からは背もたれで頭と腕しか見えない、紅潮しきった顔を必死に冷まそうと高石は無心になる。
「そう、ごめんね、これといっておもてなしも出来なくて」
「もぉご謙遜を♡ご飯、すごく美味しかったわ。ジュンちゃんは幸せ者ね、ふふ」
「ボクもそう思うよ、ジュンちゃんはボクが居なきゃね、ふふ」
「ちょい…アスカさん降りて…」
しおしおになった股間を隠しながらトイレを借り、平常心を取り戻して戻ってきた高石の顔は艶々としていた。
「ほな、お世話になりました」
「大袈裟だなぁ、またスッキリしたかったらいつでも来いよ♡」
「いや、ちゃんとした整体探しますわ」
「?」
よく分からないが仲が深まったようだ、美月は男性陣のやり取りを見上げながら「またタカちゃんを誘って来よう」と思うのであった。
0
お気に入りに追加
65
あなたにおすすめの小説
保健室の秘密...
とんすけ
大衆娯楽
僕のクラスには、保健室に登校している「吉田さん」という女の子がいた。
吉田さんは目が大きくてとても可愛らしく、いつも艶々な髪をなびかせていた。
吉田さんはクラスにあまりなじめておらず、朝のHRが終わると帰りの時間まで保健室で過ごしていた。
僕は吉田さんと話したことはなかったけれど、大人っぽさと綺麗な容姿を持つ吉田さんに密かに惹かれていた。
そんな吉田さんには、ある噂があった。
「授業中に保健室に行けば、性処理をしてくれる子がいる」
それが吉田さんだと、男子の間で噂になっていた。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
獣人の里の仕置き小屋
真木
恋愛
ある狼獣人の里には、仕置き小屋というところがある。
獣人は愛情深く、その執着ゆえに伴侶が逃げ出すとき、獣人の夫が伴侶に仕置きをするところだ。
今夜もまた一人、里から出ようとして仕置き小屋に連れられてきた少女がいた。
仕置き小屋にあるものを見て、彼女は……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる