高嶺の花は摘まれたい

茜琉ぴーたん

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2月

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「ありがたや」

「なに…恥ずかしい」

「果報もんよ、光栄」

 美月はふふと笑い、体を起こして胸の形を整え、

「やぁね…ね、あたしキレイ?」

と顎を上げて高石に問う。

「キレイよ、輝いてるわ」

「できる女でしょ?」

「もちろんよ」

「可愛い?」

「可愛いよ」

分かりきった問答を数回、高石は美月の腰を抱いてショーツを脱がし、自身を跨がせてそのまま待機させた。

「ミーちゃん、そのままな、うん……見て、ゴム着けるから」

「うん……わ、あ、」

破れそうで破れない、ツヤツヤにコーティングされた高石が美しくエロティックで…彼女は無意識にまた潤いを足して万端となる。


「ほな、寄って、腰降ろして、うん、自分で挿して」

久々のセックス、高石はとことん自分好みに美月に抱かれようと画策していた。

 しかし美月は真上に跨るも感覚が掴めず、先端が触れるだけでツルツルと男を逃してしまう。

「難しい…タカちゃんがシてよ…」

「拡げんのよ、な、ミーちゃんはちんこ持って、ほら…入るよ、な、」

膝立ちになった美月のソコを開いて、自身を持たせ、降りてくる腰を待ちきれず迎えに行けばとっぷりと高石は彼女へ呑まれてしまった。


「あ、は…♡」

ひと月ぶりに思い出す感触、もはや痛みは無いが侵食されていく感覚に襲われる。

 それでも自身が分泌した粘液が男とヨロシクしようと中へ中へと誘い込んでくる。

「しゃがんで、んッ♡あーー…ミーちゃん♡ミーちゃんに襲われてるわ♡こら堪らん♡」

「ふゥっ…深、イ……はァ♡」

襲っているのは私、襲われてるのは貴方、高石のイメージに完璧にノるにはまだ経験が足りないけれど、彼の満足げな表情を見ればこの動きで正解なのだろうと美月に自信が湧いた。



「おあ……あー…」

「あは♡」

腰を上下に、ゆっくりゆっくりと振れば高石の額に血管が浮いて、そのいかつい迫力と裏腹に蕩けそうにあんぐり開いた口元との対比をミツキは堪らなく愛しく感じる。

「搾り取られんのが理想やねんけどッ…虐めたい気持ちもあんねんな、あ♡ひくひくしてんな、ミーちゃん♡」

「フゎ…すごォ…い♡ッタカちゃん♡あ、動いて、る…」

「俺のちんこがええやろ?な、他のちんこでは満足でけへんぞ」

「わかんないわよ…ヒぁ♡あ、これ…どこまで入ってるのかしら…ここ?」

ヘソの下を押さえればもごもごと蠢きを感じ取れる、少し痛いくらいに高石は奥へ侵入していた。

「どやろ…子宮の入り口?ん、ここで中出ししたらしっかり届くやろうね」

「は…成功率が高そうね…ふふッ♡ねぇ、あたし下になるから…やっぱりタカちゃんがリードして?」

「んー…その方がええ?」

「まだちょっとだけネガティブが残ってるの。どうせなら…この機会に珍しいミツキを抱いておいてよ」

初めての日の様に泣かせて欲しい、まだまだ高石の望むSにはなりきれないミツキは早々と白旗を揚げておねだりをする。

 恍惚の高石は薄目を開けて頷き、

「もう命令やん…ほほ…よし、体回そ、抜きなや、ミツキ♡脚で掴まっといて、」

と合体したまま上下を入れ替えた。

「きゃ、あ、」

「ん、ん、ん……おし、うらッ♡」

「ゔぁ♡あ♡」

「気丈な、ミーちゃんが、好きや、アっ♡ヘタレな、ミーちゃんもッ♡はッ…俺を、支配、してる…ミーちゃん♡がッ♡好きやッ♡」

 精神的に物理的に、四六時中考えるという訳ではないが一緒に居れば他の事など考えられない、脳を心を身体を捧げた状態が心地良くて仕方ない。

「しは、い、」

 そして支配はこちらからもできるだろうか、自分よりもう少しドライな彼女から自身を求めてくれるように、高石は自身を憶えさせるように側面に擦り付けては奥を叩いた。

「離れられへんぞ、もう俺からはッ♡俺のちんこやないとッ濡れへんようにッ!したるッ♡」

「ひアぁ♡たか、ちゃ♡あ、なん、あ♡」

「まだ、中イキ、まではっ、腕が、あれへんから、なッ♡でもコレ、かなッ♡ん、押すよ、」

 ぎゅうと締まった部分、穴なのか突起なのか、面なのか点なのか、明らかに変わった感触のソコを念入りに、高石が責め始めるとミツキは驚いて目をまん丸にする。

「ひィっ⁉︎あ、ナニっ?あ、」

擦れて、撫でられて、高石が行き来する度に体に電流が走ったように下から上へと身震いが止まらない。
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