高嶺の花は摘まれたい

茜琉ぴーたん

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1月

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「じっくり見ることなんてないからなぁ…ほー…」

「ねぇ、なんで…いきなり…」

「ナンパされたミーちゃんにイラついたんもあるかな、うん…よくよく考えりゃ俺は悪うないしな、」

なんとなく胸の奥でくすぶっていた気持ち、高石はそれを口に出してしまうとすんなり納得したように顔が穏やかになる。

「無防備だったのは悪かったけど、だからって誘発したわけじゃないでしょッ…やぁよ、見ないで…タカちゃん…」

「魔性やなぁ、しやのに処女、ほほほ」

「馬鹿にしないで…やだ、ねぇ、やッ……っア♡」

整えられた陰毛の下の丘に鼻が当たる、さっきの間に潤んだ窪みに吐息が掛かればヒンヤリと、しかし生温かい熱気を感じる。

「ん」

 湿った柔らかさがソコに当たると美月は仰け反り、

「ひッ♡♡♡」

と甘い悲鳴を漏らした。

 かかとは男の腕や背中をガンガンと打って、しかし腿を握る手に力が篭ればしゅんと大人しくなりあとはピクピク震える。

 肌の奥、肉を、内臓を喰われている感覚。

 自分の身の丈を遥かに上回る男がそこに這いつくばり…美月の瞳に涙が滲む、彼女はこの状況に満足するようなたちではないのだ。


「んム…ウマい」

「馬鹿じゃないッ…やらッ…は…そ、やッ♡」

 ここはあの辺り、ここはあの辺り…高石は脳内マップと美月の反応を照合しながら探索していった。

 風味に関しては一般的に言うチーズのような、そして汗の匂い、高石にあっては気にもならないし望んで賞味したい珍味であると感じる。

「ひゥ…♡あ…ハ…変な…感じ…あ…ふッ♡」

「んん?」

「そこで喋んないでッ…タカちゃん、いつまで?これ…あ♡ふ…」

 いつまでと聞かれると「ミーちゃんがイくまで」と応えたいのだが、ビギナー高石はそんな技量も自信も無い。

「んー…俺が満足するまで?」

「いつよッ…あ♡」

 滑らか、ざらざら、ぬるぬる、舌の腹で味と感触を確かめながら、いっそ頭を押しつけてくれはしまいかと高石は願う。

「ん♡ムふ」

「やらッ♡ぅあ…あ、タカちゃ…ん、いッ♡あ♡なんかッ…あ、」

「ん、」

入り口を入念に、指も拒むこの城を崩すにはまずは舌…温かい突先をにゅると押し入れれば美月は震えて更に顎を持ち上げた。

 近づいて来ている、演技などできない彼女の声と反応と濡れ具合は顕著にそれを表していて、効く・効かないのバロメーターともなり実に分かりやすい。


「(イきそうやな?)」

「ヒっ…ア、やらっ…タカぢゃ…まっで…はァ♡ぎもぢぃ…あ、」

規則的に機械的に、ローターのように同じ動きでソコを擦り続けて数分、美月はナカを犯されているかの如く頭を振って拒否の意思を示す。

 しかし口から出るのは甘い喘ぎ声だし、手は脚を掴む高石の手に添えられて、本気で止める様子は無さそうだ。

「たカぢゃンっ♡ソコ、そのままッ♡イぎそぉなの…わがんないんだけどッ…あ♡ひゥ♡」

「(ほう、ここね…仰せのままに、)」

 足先はピンと伸ばして指だけくるりと曲げて、美月は遂に自ら指示を出し始め、これには高石もいよいよ張り切って舌を動かしてしまう。

「は…タカちゃん♡上手…んッ♡あ、やばァ♡は♡きもちぃ、あ、もォ♡」

「(光栄や、ミツキさん♡イかせたる、膣イキしよ、)」

腰をよじって当てさせたい場所へ舌を誘導する、ローター扱いに高石は屈辱どころか一層たぎり、脚から手を離して彼女の両手をそれぞれ捕まえた。

「やッ…タカ、ちゃ、ン♡」

 手とソコが繋がっているだけなのに美月は逃げない、それどころか可動域の広がった脚で男の頭を挟んで逆に高石を逃すまいとする。

「(あ、俺、させられてる♡奉仕やらされてる♡こない押さえつけられて…俺クンニマシーンやな、ミツキさん♡)」

「あぅ♡も、らめ…イっ…ちゃ、ゥ♡ソコ、あ、あ、」


 存分にイってくれ、ただ惜しむらくは美しいその顔を拝めないこと…高石はリズムを崩すことなく、むせ返るような女の匂いの中でその時を待った。


 そして

「イぐッ♡いッぢゃゔッ♡…や、…っっっあッ⁉︎ッあ♡ゔア♡♡♡」

初めて彼女が膣での絶頂を迎える。
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