85 / 113
2019・薫風
83
しおりを挟む「ジュンちゃん、お仕置きが欲しいの?悪いコだな」
「いや、あ、何するの…?アスカ、痛いのは…私、やだ…」
叩かれるのか縛られるのか、痛みや出血を伴うSMはしたくない。
目を潤ませ談判する潤を見下ろして飛鳥は一言、
「恥ずかしいこと、だよ」
と言ってベッドに乗る。
「店を辞めるときに、自費で買ったやつは引き揚げてきたんだー…オジサンに使ったやつだけど、綺麗に手入れはしたつもり…ん、寝て、」
潤は仰向けに寝かされ、飛鳥は手に持っていた革の何かを彼女の頭の下、うなじの辺りへ挿し入れて長さを確認し始める。
「足りるね、うん…よし、ジュンちゃん…先に下を脱ごうね、上は着たまま♡」
されるがままにスカートもショーツも脱がされ、充分に恥ずかしい姿になった潤へ更に指示を出す。
「脚、上げて…ここの輪っかに通して、そう……柔らかいね…上手だよ…ん、調整するね」
「やだ、アスカッ…これ、」
「今更だよ、ふは♡犯して欲しいポーズ♡」
膝の裏を持ち上げる形で潤は両脚を大きくM字に開き、ヤジロベエの中心にあたる首の後ろには吊られた自身の脚の重さがずしりとのしかかる。
「首が痛いなら脚に力入れて持ち上げとくんだよ、ジュンちゃん…エッロい♡んー…逃げないんだもんなぁ、嫌がらないんだもんなぁ…ふは♡」
「やだって…やだ…」
「暴れると食い込むよ、ウレタンのクッションは入ってるけど…まぁ痕になるかもね」
飛鳥は手首のネクタイを一旦解き、以前使った白い手錠に付け替えた。
そしてネクタイで手錠と首の後ろの拘束具とを繋ぎ、いよいよの逃走もできないほどに固められてしまう。
「おっぱい開こ♡ごめんね、」
「きゃあッ」
ブラウスの裾を持ち上方向へ無理やり開けば、プチプチと音がして全てのボタンが飛んで行った。
「破れなかったからセーフ…ん、可愛いブラだねー…これも壊しちゃったら怒る?」
「怒るっ…やだ、やっ…」
「ふは♡まだ余裕だね…新しいブラ着けて男とデートかぁ…透けてたんじゃないのかな…」
ブラウスは厚手で紺地に小花柄、中が透けるようなタイプの物ではない。
「無いって…デートじゃないし…」
デザインが気に入って買ったばかりのレースのブラジャー、飛鳥は前面を内側へ折り込んで乳首だけを露出させる。
「千切るのは忍びないもんね」
「やだ…」
飛び出した乳頭はぴんと勃ち、体の揺れに合わせてふるふると上下左右に動いてそこに落ち着かない。
「いいザマだなぁ……清里所長、」
「!」
スラックスを脱ぎ落としながら久々に飛鳥の口から出たその名前、ゾクゾクと羞恥心がこみ上げて居た堪れず潤は顔を横に振った。
「…さぁて、トイレのカレンダー見たけど…明日か明後日が生理予定だったよね?」
「そうだけど……なに、やだ、アスカ、やだ!やっ、あ、」
抵抗など口ばかり、体と入口は完全に飛鳥へ開かれて捧げられて、当然のように彼はそこへ膝をつき先端をぬるぬると押しつける。
「ローション足すね。……ふふ、ナマでスするよ、いいよね?」
「なんでよッ…やだってば…」
「悦ばせてあげる、所長…病みつきになるよ、ね♡」
唇を舐めながら腰を深く下ろせば、くぱぁと待ち構えていたジュンのソコがローションごとむしゃむしゃと飛鳥を呑み込んでいった。
「はぁ……ッあ♡、なん…っア…や、」
「あー…やべぇ、気持ちいい…あ、ナマ初めてだね…所長どう?美味しい?ん?」
「やらッ…あ、すかッ…抜いてッ…あ、あぶな、い、らめッ…」
大きく見開いた目の中に小さくなった瞳が揺れて濡れて、愉悦には程遠い表情で潤はもがき逃げようとする。
「ハァ…♡いいね、所長ッ…はぁ♡あー…やべぇ、んッ♡生セックス超気持ちいいな…」
「やらっ…ア…」
「どーにかなりそ…あー…ふふ♡なに、抵抗してみなよ」
「れきなッい…」
吊られた脚はジタバタするしか出来ず、結合した腰は少しその角度を変えられるくらい。
革が回された膝裏に飛鳥の手が掛かれば、温かさで食い込む痛みがじわじわと癒えていく。
0
お気に入りに追加
52
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
Promise Ring
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
浅井夕海、OL。
下請け会社の社長、多賀谷さんを社長室に案内する際、ふたりっきりのエレベーターで突然、うなじにキスされました。
若くして独立し、業績も上々。
しかも独身でイケメン、そんな多賀谷社長が地味で無表情な私なんか相手にするはずなくて。
なのに次きたとき、やっぱりふたりっきりのエレベーターで……。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる