上 下
51 / 113
2018・爽秋

50

しおりを挟む

 その日の夜、潤は飛鳥をいつも通りの待ち合わせ場所へ迎えに行った。

 彼の指示通り買ってもらったガーターベルトとストッキングを身につけ、鞄にはいつぞやのリモコンバイブを入れて。


「おつかれ、所長…降りて、助手席に移ってよ」

「う、ん…」

 コンビニの薄暗い駐車場で飛鳥は立ち上がった彼女の膝丈のスカートを捲り、言い付けを守っているかの確認をした。

「きゃあ!ちょ、やだッ…」

「ん、ちゃんと着けてるね、ふふっ♡」

 周りに人は居なかったが屋外でスカート捲り、子供でもしないだろう遊戯あそびをさらっとしてしまう彼の口元は今夜もマスクで見えない。

「さーて…、パンツ脱ごうか。んでバイブ挿れよ♡」

「やだ…って言ってもするよね…もう…ま、周りちゃんと見ててよ……ん?脱いだら抜けちゃわ…ない?」

助手席で腰を浮かせてショーツを脱ぎ、手を出して待っていた飛鳥へ渡す。

「うん、だからコレ、レザーのやつ。コレならピタッとしてるから落ちないよ♡もちろん所長も、抜けないように締めるんだよ?トレーニングだからね」

「それはもういいって…」

 潤は受け取った革のショーツを脚に通し、おずおずと鞄からファスナー式の食品保存用袋ごと取り出した。

「充電は切らしてないだろうね?」

「先週使ってから…充電してる…」

「ん、じゃあ挿れて♡」


 まだ湿っていないサラサラとしたソコを自分の指で開き、シリコン製の張り型の先端を挿し入れる。

「ふッ…ん…あ♡あ♡」

最後まで挿入すると摩擦に耐えながら素早くショーツをずり上げ、腰を浮かせて細い尻を革で包んだ。

「んで…はい。何て言うんだっけ?」

 飛鳥がヒラヒラとてのひらを助手席へ向けると、潤は俯きがちにリモコンを両手で差し出して

「おねがい…します…」

ともじもじと腰をくねらせた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

【R18】幼馴染がイケメン過ぎる

ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。 幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。 幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。 関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

〈社会人百合〉アキとハル

みなはらつかさ
恋愛
 女の子拾いました――。  ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?  主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。  しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……? 絵:Novel AI

処理中です...