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2018・新緑
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しおりを挟む「やだ、もぉっ…ふ…あ、るけな…」
「頑張ったじゃん、所長。ほら、寝室までちょっとだよ」
潤はふるふると首を横に振り、よろけてそのまま飛鳥の腕の中へ倒れ込んだ。
「ア…っふ…ぅっ…は♡」
「じゃあここでいい、ジーパン脱いで、ちゃんとハマってるところ見せて」
飛鳥が折れない曲げないことは潤も承知している、ボタンを外しするするとジーンズを脚から抜くと、その先にはグニグニと蠢く下着があった。
「ふは♡ガッツリ呑み込んでんじゃん、所長。エッロいなぁ…こんなして外歩いて…職場で喘いじゃって…」
「あ、えいでは、ナイっ…あ、ヤダッ!っ…クぅ…」
床に寝かせ、そのショーツのクロッチ部分を指で強く押すと、逃げようとしていたモノが奥へと戻っていった。
「嘘つき、笠置さんだって気付いて遊ばれてたじゃん。あ、あの子にも調教されてる?」
「サれて、な、イっ!!」
「よく岩盤浴に行ってるじゃん、触られたりしてるでしょ?あの子、おっぱい大きかったね。百合セックスは?所長のなら見てみたいなぁ」
「シ、ないっ!!」
潤は珍しく眉間にシワを寄せて否定するも、ここからどうするのか分からず、ただ腰を浮かせて悪く嗤う飛鳥の顔を見上げる。
「なに、ずっとこうしてるつもり?どうなったら終わると思う?……イカなきゃ終わらないだろ」
「…自分で?」
「もちろん」
頷いた飛鳥の頭はそのまま大きく仰け反り、見下された潤は小さな喘ぎ声を絶えず漏らし、遂に自身の手を腹の下へと伸ばす。
さっき彼がしたように、咥えきれずはみ出た部分を指で押し込むと外側…クリトリスが刺激され、ゾワゾワと快感が押し寄せてくる。
「えっちぃなぁー、いいなぁー、マグロだった所長がバイブでオナってるー♡」
飛鳥はわざと口調を崩し、若い男性らしく眼前のエロスにただ下品にはしゃいで見せる。
貴重な姿に自身が滾るものの、そこから行き場がないのでひっそりとスマートフォンのムービーを起動して、丁度カメラのレンズが覗く深さの胸ポケットに挿した。
そして、どうせ時間がかかるだろうからと自分も参戦し、ショーツの上からバイブを掴んで抜き挿しを手伝う。
「なに、やだっ…そんな、ゆっクり…シて…ぅあ♡」
「いやでーす」
やがて潤の手が離れて飛鳥が主導となり、ニヤニヤと虐める姿を見上げながら彼女は顔を歪ませる。
「あ、あ♡ふっ…ウあ…、やだっ…あ、ア、」
「イクときは言って、許可なく済ませちゃダメだよ」
「や、わかんナいっ」
「…わかるだろ?毎回イカせてやってんだから…ゾワゾワってすンだろ?」
本当ならココには自分が…、心地良い場所を他の奴に奪われ、飛鳥は興奮よりも苛立ちが勝ってくる。
そして解決策を思いついたのか、閃いたという顔をして潤の股から手を離し、更なる刺激を与えるべく自身のポケットからハンカチを取り出して広げた。
「……手、縛っていい?いいね?」
「っい、や、」
返事など要らない、飛鳥はハンカチを斜めに紐状に折り、潤の動きの鈍い手首を簡単に捕まえて固結びでストライプの手錠を拵えた。
明るいうちから淫らな姿を見せてくれる潤に飛鳥はニヤニヤが止まらず、ついに自身のジーパンの腰を緩め始める。
「…所長、ボクもスるからさぁ、そこで見ててよ」
「へっ……?……あ♡」
彼女の脚の間で飛鳥は半裸になり、膝で潤の股を押さえてしっかりと見せつけながら自身を扱き出す。
「ン♡」
飛鳥の甘い吐息とナカの振動音、そしてそれらを凌駕する潤の激しい喘ぎ声がリビングの床で響く。
「なに?下の階の人に聞かせようとしてンの?ジュン、エロい女になっちゃったなぁ」
「やだもう…ふ…」
飛鳥は正常位で犯すようにピッタリと潤の開いた股へくっ付き、小刻みな振動を分かち合う。
「はは♡間接セックス、変なの…ココに入れちゃえば早いのにね…」
「!だめっ…ぁ…」
「分かってるよ…危険日だもんね、赤ちゃんデキたら困るもんね…」
ずりずりと股間を擦り付け、飛鳥は辛そうな顔をしながら潤を見下した。
「…ボクの子供…産んでくれたりする?ジュンちゃん、」
「まだ、分かんないっ…あ、は♡あ、だめ、せんせ、」
「ねぇ、ボクと、結婚、する?すぐじゃない、でもいつか!」
明るい表情だが眼の奥は狂気が燻っているように暗く、子供みたいに無邪気に、それこそ玩具のように自身をこねくり回す。
「分かんないってば…まだ、あ、もォ…イッちゃ…」
「ねぇ、ココにかけていい?ボクの子、産んでくれる?」
「知らナ…やっ、イぐからっ、離れデぇっ!」
膝立ちで胎の上にモノを掲げられ、視覚を犯された潤は拘束された手で口元を隠し1回目の絶頂を迎える。
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