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先生、マグロは好きですか?2017
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しおりを挟むベッドルームへ戻ると、画面の女優はすでにハメられていた。
「ありゃ、先を越されちゃった」
『ああん、だめぇ~♡』
「…」
「所長、これは、演技だから。ボク、素の所長見たいから、こんなに派手に喘がなくてもいいからね」
「演技…そうか、女優だもんね…」
「んー…ちょっと違うかな…まぁいいか…」
二人はベッドに上がり、しっかり抱き合い、キスからやり直す。
ちゅうちゅうと啄みながら、飛鳥は潤の着たばかりのバスローブをはだけさせた。
「ん、待ってね、ゴム、ゴム…ちなみにだけど、あと何日で生理?」
飛鳥はベッドサイドに置いておいた新しいスキンを手に取りセロハンを剥がして開封し、一枚取り出す。
「…終わったばっかり。大丈夫…それ、買ってたの?」
「うん、持参する派だよ。いや、いつか使うと思ってね?」
「……常備してるの?」
潤はわざとらしく眉をしかめた。
「違う違う!所長のため!予定も無いのに、待ち合わせまでに買ってたの!…恥ずかしいな…でも誠実でしょう?ん?」
「…うん、ありがとう」
「どういう体勢がいいかな?正常位が分かりやすいか」
張りのあるクッションを2つ、頭と腰の位置にくるように並べその上に潤を横たわらせる。
「(…はじまる…)」
スキンを開封する音、ゴムの軋む音、飛鳥が向き直る振動、目を瞑っていてもよく分かった。
脚の間に飛鳥が収まり、ピタピタとソコに当てがえば彼女は唇を噛み込んで目を泳がせた。
「所長、入るとこ、ちゃんと見てよ」
「み、るの?」
「初めての事、いろいろしよう。した事あっても、いろいろしよう、ね。ほら、ここ、」
当てがったまま上下に1回、2回、と窪みをなぞれば、いつ、いつ入ってくるのか、彼女の緊張が高まる。
「所長、おねだりしてみようか。挿れて♡って」
「は…いや、え…」
「受け身は嫌なんでしょ?ほら、」
いつでも飛び込める粘度を保ちながら、飛鳥が上下した。
「あ…ぃれて…」
「なぁに?」
「…挿れて…♡」
「んっ、」
「あっ!うわ、…きゃ、ぁ、あ、」
ご要望に応え、飛鳥は遠慮なく根元までしっかり入りきる。
「あー、いいね、本番は久しぶり…所長、いいよ、すごいキツいわ」
ずぷずぷと自分の体に呑み込まれる光景を見させられ恥ずかしい潤と、その顔を見てニヤニヤと笑っている飛鳥、二人が今しっかりと繋がっていた。
「はァ、あ、は、あったかい…」
「うん、…所長のナカ、あったかいなぁ」
「は♡あぁ、ふわ、は、あ♡」
飛鳥が動く度に、普段は口にしないような浮ついた声が彼女から漏れる。
それは言葉で伝えなくとも、明らかに快感であることを示していた。
「ココ、かなっ?んっ、ふふっ、あ、イイな♡」
「はぁ…ぅあっ♡そこっ、なん、れっ、あっ♡やっ♡」
「なんでって、自分から、当てに行ってるじゃん、ココが!イイって、ことでしょ?ココ!そういうの、教えてよ、ほらっ!」
「ひゃん♡せん♡せぇ、は、あ、やら、あ♡」
自分から動いてもいるが、腰に敷いたクッションが効いているのだろう、最初からずっとイイところに当たりっぱなしで早くも気をやりそうであった。
「無自覚で、やってんの?イイトコに!当たると、締め付けて、きてんじゃん、あぁ、深いのがっ⁉︎コレかっ?」
「ア♡あ、あ♡ナ、に?あ、コレ、あ♡センセ、なんか、あ、ぞわぞわ、し、て、」
「ふ、さっき、みたいに、イキそう、なんじゃ、ない?キュウキュウ、締まって、きてるし」
「また、出ちゃう?やだっ、ろーす、あ♡ハァ♡どう、なる?の?」
高まる潤とは裏腹に、興が冷めたように飛鳥がゆーっくりと動く。
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