先生、マグロは好きですか?

茜琉ぴーたん

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2019・薫風

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 涙を流す恋人の頬へキスをして、飛鳥はくったりとベッドへ倒れた。

「ひど…い……もう、知らな…い…」

「ごめん…ごめん…」

「解いてよ…流れ落ちちゃう…」

「だめ、」

飛鳥は腹を服で簡単に拭って腕を立てて潤を見下ろし、彼女の顔の上へ跨った。

「しゃぶって。勃たせて、どうせ嫌われるんならとことん犯しとくわ」

「は…やだッ…ムん……ゴふッ…」

「お口ま◯こも従順だね、噛んで抵抗してみろよ…出来ないの?」

「んグッ…グぉ…」

 意思を無視して喉奥まで突き立てて、戻しては挿してを繰り返す。

 自身の愛液と男の体液、その卑猥な匂いと味に酔って潤は吐き気を催した。

「ん?吐く?……噛まないんだ、優しいね」

「ゴホっ…きもち、悪いこと…言わないで…」

 引き抜けば珍しく反抗的な目が飛鳥の嗜虐心を刺激して、その綺麗な顔にペチペチとモノを叩きつけて最大の侮辱などをしてみる。

「可愛い顔。ねぇ、もうボクのこと嫌いになった?」

「付けないでよっ…解いてくれなきゃ嫌いになる、」

「じゃあもう1発シとこう」

 飛鳥はまた潤の足元へ下がってしばし黙った後、唾液に濡れたソレをずぷりと挿して彼女を鳴かせた。

「ひど、いッ…あ♡ゴム…着け、てェ…ひン♡」

「好きだよ、ジュンちゃんッ…好き、…あァ♡きもちい…ジュンちゃん♡ボクの、可愛いジュンちゃん♡♡」


 あの宣言が頭を過ぎるのにその度に鎮まるのは、彼が自分を好きで可愛がってくれる実感が確かにあるから。

 深く考えられないほどに頭を浮かされるから、恋人や夫婦といえども多少の価値観の差はあって当然だと本当は分かっているから。

 悪くいえば「丸め込まれている」、それも分かっているのに別れられない。

 体はおろか心と生活まで握られて、彼無しでは生きていけない。


「逃げ、ないからッ…解いてェ…痛いぃ」

「だめ、自分が望んだ形だろ?んッ♡ふは、ボク専用のジュンちゃん♡いっぱい…」

「あ、すかッ…♡だめ、あ…イっちゃ、う、ソコっ…♡はァ♡ぃやァ♡ひッあ、ア♡」

グリグリと抉ったのは彼女のいい所、ぞわぞわとこみ上げる快感が上がりきって横ばいになって緊張状態が解けない。

「イきたい?ジュンちゃん、ん?どうだ、」

「イ、ぎだいッ…あ、もぉ、おねが、い…」

「金輪際、ごちゃごちゃ言わないって約束してくれる?前も言ったけど、ボクはジュンちゃんが好きだし大切に思ってる、別れるつもりは無いしいずれ結婚したいって思ってるよ。ほんのちょっとの…心持ちの問題だろ?現に伝えてから半年も付き合ってるじゃんか、思想は変えられないよ、ジュンちゃんが家事ができないのと同じだよッ」

「家事ぐらいッ…できるもんッ…」

「継続していくのが難しいんだよ、すぐにペットボトル溜めてカビ生やす子が何言ってんのさ、あ?」

「ひウ♡あ、あン♡わ、かっだッ…アスカッ♡も、あ♡イぎだ、イっ…♡」

早く楽になりたい、潤は痛切に乞う。

「約束ね、ボクはジュンちゃんのオンリーワンだよ、それだけで充分、ね、悦ばせてくれよッ!」

「ふあ!あ、ア♡…あ、ぎもぢ…あ、あ、…………ッあ♡♡♡」

「ん、あー…ジュン、ん、いい子だ、あー…ふは♡肉便器だな、ほら、ご主人様のザーメンだ、しっかり呑めよ、んっ、ん、……あ、あー………ァ♡ぁ♡きもちーわ…は…」

また直前に引き抜いてどっぷりとへそへ2発目の精液を注ぎ込み、飛鳥は小さく丸くなった恋人を不名誉に形容した。
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