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2018・大暑
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しおりを挟む「あー…ほんのり…焼けてる」
「どこ?」
潤の言葉を受けて、飛鳥が回り込みチュニックの首元を摘んで覗く。
「誰もそこだって言ってないでしょ」
「でもここも焼けてる。おっぱいの上…てことは背中も肩紐のあみあみになってるかな、見せて」
悪戯な顔で服を捲りブラジャーの上から眺めると、やはり水着の跡が薄く色付いて残っている。
「ヒリヒリしない?」
「感じたことないな。アスカは…さすがに焼けてないね。鉄壁のガードだったもんね」
「そうね、でも顔は少しヒリヒリし始めてる」
何でもない会話をしながらも飛鳥は既にボクサーパンツ1枚になって、潤も一糸纏わぬ姿でベッドに横坐りをしていた。
旅行先ならではの開放感、昼間だというのにムラムラと情欲が燃え上がってしまって収まらない。
「明るいうちからって…恥ずかしいけど気持ちいいね。すぐそこにさっきまで泳いでたプールがあるのに…変な感じ」
「うん、窓開けて声出す?ジュンちゃんがしたいならボク青姦でもなんでも…」
「やーだ、捕まっちゃう」
見つからなければやってくれるのか、飛鳥は自宅近辺で野外セックスができる場所を割と本気で脳内リサーチしてしまった。
「…それは今度にしよっか……さーて…ジュンちゃん♡うん、ボクのキス、なんだっけか?」
「ン、上手、んム……は、ん……」
「元カレよりは上手だと思うよ、ふふ」
「いや…ごめん」
「いいよ、さくらんぼは練習しておくから」
ベッドに横になるとプールの名残の浮遊感で頭までふわふわとして疲労感で少し眠たく、ふやけた皮膚の塩素剤の匂いは遠い昔の学生時代を思い起こさせる。
「ジュンちゃん、上に乗ってみる?騎乗位。揺れるおっぱい見たいんだ♡」
「こっち向き?」
「そう、待ってね、着けるから」
潤は嫌がりもせずパンツを脱ぎスキンを纏ったアスカへ跨り、前戯もほどほどにゆっくりと腰を落として一緒になった。
「っあ♡……ふー…んン♡は、ア♡」
「疲れてる?動けるかな」
「できるところまで頑張る……こういうのでもいい?」
垂直ではなく平行に、円を描くようにグリグリと腰を擦り付ければ柔らかい刺激に飛鳥は口元を押さえて悶える。
「あ、あー…いいね、ジュンちゃんッ♡あ、上手だよ、ん、あ、食いちぎられそうだわ…あー、ジュンちゃんのま○こ、キツい。あ♡」
「ちぎらないよ…ん…なんだろ…良くなかったら…教えてね?」
「いいよ、ジュンちゃんがいいように、ひとりエッチする気持ちで…好きに動いてよ」
なるほど、とふに落ちた彼女はクリトリスを擦って少し腰を浮かせてグラインドさせ、奥に届くイメージで飛鳥のモノを上手に使った。
「こう、かな…」
「ぁあ、あー…喰われてる、ボク喰われてるわ、あー♡♡おっぱいも揺れてる、エロいなぁ、もう…けしからん…あ、」
「アスカがこんな…声出すの珍しいねッ…」
「ジュンちゃんの水着に興奮してたんだよ、ア♡運転と水泳でッ…疲れてるのもあるかな、ぁ、あ、ヤバいな、ジュンちゃんより先にイくとか…は…」
いつも余裕のある飛鳥がこんなに切ない表情で文字通り頭を抱えて…潤のほんのちょっぴりの嗜虐心が疼く。
先にイかせてその顔を見たい。
体の隅に力を入れて筋肉を締め、小首を傾げて上気した飛鳥を見下した。
「あ、やらしいお姉さんだな…やば、ア、ジュンちゃ…ン…あ、そんなにッ…見るな、よ…ぁ」
「可愛いよアスカ♡いっぱい…出して?」
「なンっ………♡♡♡♡っっあ!!あ、ッあ、あ、出ちゃッ…あ、あー………は…早…やだ、見るなよ、ジュンちゃん…退いて…」
息が上がって頬を染めて、責められている時よりも少し冷静に彼を観察することができて。
潤にとって特別感のあるセックスだった。
弱音を吐いて自分に懇願する、飛鳥を虐めるまたと無い機会に潤は口元のニマニマが止められない。
「こんな顔して射精してたんだね、知らなかった。可愛い…ふふ♡なんか新発見、嬉しいな」
「可愛くないよ…もぉ…抜いて、漏れちゃう…」
「うん、よいしょ…わ♡」
イカされてばかりだから事後すぐの飛鳥のこれも見たことが無かった、小ぶりで丸くて…これこそ「可愛い」を冠するに相応しいフォルムであった。
「平常時のココ、見たことなかった…かわいい♡」
「ふにゃちんを褒めないでよ…恥ずかしいな…」
「普通に外せばいい?ん…わぁ…とと…こんなに…出るんだ…明るいうちにスるのも…いいね、爽やかな感じ」
それはきっとこの、壁一面に大きく張られたガラス窓から見える青空と太陽のせい。
まるでスポーツを楽しんだ様に潤はケラケラと笑う。
「ん…元気だね…ボクはダメだ…眠い……」
潤はできる範囲で飛鳥のお疲れ摩羅をティッシュで綺麗にして、足先からボクサーを通して履かせてやった。
「晩ご飯まで寝ようか、アラームかけておくよ。布団かけるよー…ふふ、おやすみ♡」
彼が寝落ちてから潤はホテルの2ヶ所にある大浴場を軽くハシゴし、アラームが鳴る前に部屋へ戻ってまだ起きない寝顔をカメラに収めたのだった。
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