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2018・早春
おまけ・アスカのモノローグ
しおりを挟む2017年夏。
隣の法人事業部に可愛い子が転勤してきた。
背が高くてスーツが似合ってて、キレイ系のバリキャリ風の女の子、潤ちゃん。
ボクの城、このパソコン教室からは横顔しか見えないけど、たまにこっちを向いた時に見える泣き黒子、あれが堪らない。
なんせボク、Sだから。
彼女は仕事ができそうで、実際できるんだけどどこか抜けてて、危なっかしいというか手を貸してあげたくなる。
ボクは法人が忙しそうな時は雑務を手伝うんだけど、受け取った時に余裕なさそうに笑うあの顔、すごくそそる。
周りに気を遣って、いっぱいいっぱいなのに愛想振りまいて、いつか壊れちゃうんじゃないか、そう思ってた。
案の定、転勤から2ヶ月しか経ってないのに所長代理に任命されちゃって、そこから馬車馬みたいに休まず働くようになっちゃった。
顔色悪いのを黒子ごとメイクで隠して、日に日に表情が硬くなって…それも正直イイなって思ったけど、やっぱり可哀想だった。
まぁ元々がデキる子だからすぐ要領は掴んだみたいでうまく回し出したけど、そんな時にあの事件が起きちゃった。
生理の血が染みて服とクッションを汚しちゃって、ボクが居たから良かったけど、居なかったら本当どうしてたんだろうって今でも思うよ。
まぁ遅かれ早かれアプローチはかけてたんだけど、この一件でグッと距離が縮まったから結果オーライかな。
徐々に開発して乱してやろうって思ってたけど、潤ちゃんはボクのこと、好きなのかな?
このまま体だけ開発しちゃっていいのかな?
今度聞いてみようかな、拘束して逃げられなくしてから。
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