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元気に、切り替えて、清算します!
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しおりを挟む「私が『どうして浮気したの』なんて尋ねると思った?今さらそこを掘り下げても無意味だよ、もう別れるんだし。思う存分遊べば良いじゃん?私は浮気する男は要らないよ」
我ながらクール、脳内ジョン(仮名)もビックリの塩対応。
この男の脳内には「俺を取り合ってケンカはやめてくれ…」なんて思考が蔓延っているのだろうか。
「…そういう、冷たいところが可愛げ無くて嫌だったんだよ」
「あーそう、私もさっきあんたのこと嫌いになったからおあいこだね。てかその嫌な女の家で浮気すんなよ」
「お前が早く帰って来るからだろ」
「関係無くない?私の家に私がいつ帰ろうと問題無いっしょ」
確かに最近残業続きで、彼が夕飯を準備して待っていてくれる日もあった。
『早く帰る』と連絡したのに残業になった日もあった。
だから今日も大丈夫だと思ったのだろうが…こんな博打を打たなくても良いのに。
せめて自分の家かホテルに行けばバレなかったろうに。
「……」
「もしかして、私にバレるかどうかのスリルを味わってたとか?いい加減にしてよね…とにかく、ベッドは買い替えるから逃げないでね、請求書を後で送るわ。逃げたら会社宛に内容証明送るし」
「……」
すっかり静かになった彼は、立ったまま後退りしてベッドへと力無く腰掛ける。
こんな奴の生尻が触れた布団も、当然買い替えである。
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