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しおりを挟む「少食だもんね、筋肉にする肉が足りてない…のかな」
「そうかも…どしたの、僕の体も恥ずかしい?」
「うん…男らしくって…照れる、どーしよ」
「ありがと。僕も、良い体つきになった悠里くんが男らしくてカッコいいと思うよ」
ぴくん、ぴくん、心平の手の下で悠里が疼く。
初戦での出番は無いだろうが、しっかり「ここに居るよ」と存在感を訴える。
「あの、ごめん、無意識なんだ、動かしてる訳じゃない、ドキドキして、」
「うん、うずうずしてるのかな」
「違う、コッチは準備とかしてない、僕、抱かれることしか…だから、」
「うん、また別で遊ぼうね…ふー…緊張するなぁ」
腹の具合は上々、緊張よりも興奮が勝っている。
心平は持参したスキンの箱とローションをそばに置き、カサカサと一連取り出した。
「…ゴムだ」
「悠里くんのために、買って来た…慣らす?それとも」
「シ、シよ…大丈夫、頑張れるから」
悠里の強情さは心平も分かっている。
もとよりそこまで長引かせる余裕が無かったので、心平は
「うん、着けるね」
と張ったソコにスキンを着させる。
そして左手にローションを少量出して、温めるように転がす。
「(…心平くん、立派…僕も、洗浄したし、不潔ではないはず…どうしよ、裂けたら…恐い、でも、気持ち良いって読んだ、)」
「(悠里くんのお尻…あんまり肉が付いてない…痛がらせたら可哀想だけど…止まれないしなぁ)」
準備が整い、両者顔を見合わせる。
「……」
「悠里くん、我慢しやすい体勢になって…四つん這いか仰向けか」
「…恥ずかしいから…こっちで」
悠里は顔を見られないよう、心平に尻を向けた。
毛はこちらも剃ったようで、ピンクの菊門がばっちり見える。
心平はソコ周辺に温めたローションを垂らして、
「触るよ」
とクルクル伸ばした。
「ひゃあッ」
「…指とかは…試した?」
「ぷ、プラグで…ごめん、変な物使って…」
「練習だもん、してくれてありがとう…ふー…ごめんね、僕も童貞だし、本当にココに入るのかな、小さい穴に」
「やってみて…心平くん、僕、平気だから」
「うん…無理ならすぐ言ってね、好きだよ、悠里くん」
語尾が耳に届いた直後、悠里は背後に大きな熱を感じた。
もう「待った」は効かない、でも止める気は無い。
しかしにわかに恐くなって、シーツをグッと握り締める。
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