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旅立ち
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しおりを挟む洗剤のおかげで血液汚れが落ち着いた洗濯物を一気に洗濯機へ投入して秋花がリビングへ戻ると、ソファーへだらりと寝そべった車崎がちょいちょいと手招きして呼び寄せた。
そして彼女の手を取り股間へ当てがって、
「シューカ、これ…ええ?」
と申し訳なさそうにおねだりをして見せる。
「ん?あ、待って下さいね、ローションとか要るんかな、」
「ツバでもええよ、ビニル手袋してもええ、」
秋花は洗面所の物入れに以前ホテルから持ち帰ったアメニティの個装ローションがあったのを思い出して、取りに動いた。
「んな摩擦エグいのアカンでしょ…待って……あった、これ、ん、」
そして局部を出して待っていた恋人の足元へ座りローションを垂らし、しこしこと滑らせると車崎は目元を押さえて悶絶する。
「あ、あー…おフ…あー……たまらん…でも罪悪感やな…あのシューカのキレイな手ぇで…あー…気持ちええ…」
「ええから…集中して下さい」
「ごめんな、シューカは生理やのに…あ、あ♡…緊張、してんのかな…変に興奮してもうて…はー…ごめん、」
「分かりますよ、明日からが不安やねんな、うん、」
「これええなぁ…尽くされてる感じする…」
「お店みたいですか?」
「阿呆、店でここまで興奮したことあれへん…いや、種類がちゃうねん、」
「はいはい」
無防備な男の姿に半ば呆れて、しかしそれも愛しくて…秋花はローションを足しながら5分ほど奉仕を続けてやった。
「あ、そろそろ、やばい、シューカ、好きやで、」
「普通の時に言うて下さい、ん♡」
寝そべった車崎の唇を塞いでやるとその感触に男は驚き、
「ん♡んー、ん、ん‼︎んー‼︎」
と素早くシャツと肌着をまくり上げてヘソを露出させ精液を受け止める。
「ん、んー♡…………ぷは…ごめん、どこ飛んだ?あ、シューカの袖に付いた、すまん、洗濯もん増やしてもうた」
「ええってもう……元気やな、ふふっ」
「超絶気持ち良かった…しばらく頼むかもしれへん」
「はいはい」
車崎は股間を拭いて収め、秋花のカーディガンを脱がせて脱衣所の洗濯機へと投げ込みに走った。
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