彼女は銀狼ギャル、ときどきコアラ

茜琉ぴーたん

文字の大きさ
上 下
77 / 80
旅立ち

77

しおりを挟む

 洗剤のおかげで血液汚れが落ち着いた洗濯物を一気に洗濯機へ投入して秋花がリビングへ戻ると、ソファーへだらりと寝そべった車崎がちょいちょいと手招きして呼び寄せた。

 そして彼女の手を取り股間へ当てがって、

「シューカ、これ…ええ?」

と申し訳なさそうにおねだりをして見せる。

「ん?あ、待って下さいね、ローションとか要るんかな、」

「ツバでもええよ、ビニル手袋してもええ、」

 秋花は洗面所の物入れに以前ホテルから持ち帰ったアメニティの個装ローションがあったのを思い出して、取りに動いた。

「んな摩擦エグいのアカンでしょ…待って……あった、これ、ん、」

 そして局部を出して待っていた恋人の足元へ座りローションを垂らし、しこしこと滑らせると車崎は目元を押さえて悶絶する。

「あ、あー…おフ…あー……たまらん…でも罪悪感やな…あのシューカのキレイな手ぇで…あー…気持ちええ…」

「ええから…集中して下さい」

「ごめんな、シューカは生理やのに…あ、あ♡…緊張、してんのかな…変に興奮してもうて…はー…ごめん、」

「分かりますよ、明日からが不安やねんな、うん、」

「これええなぁ…尽くされてる感じする…」

「お店みたいですか?」

「阿呆、店でここまで興奮したことあれへん…いや、種類がちゃうねん、」

「はいはい」

無防備な男の姿に半ば呆れて、しかしそれも愛しくて…秋花はローションを足しながら5分ほど奉仕を続けてやった。


「あ、そろそろ、やばい、シューカ、好きやで、」

「普通の時に言うて下さい、ん♡」

 寝そべった車崎の唇を塞いでやるとその感触に男は驚き、

「ん♡んー、ん、ん‼︎んー‼︎」

と素早くシャツと肌着をまくり上げてヘソを露出させ精液を受け止める。

「ん、んー♡…………ぷは…ごめん、どこ飛んだ?あ、シューカの袖に付いた、すまん、洗濯もん増やしてもうた」

「ええってもう……元気やな、ふふっ」

「超絶気持ち良かった…しばらく頼むかもしれへん」

「はいはい」

 車崎は股間を拭いて収め、秋花のカーディガンを脱がせて脱衣所の洗濯機へと投げ込みに走った。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

ドSでキュートな後輩においしくいただかれちゃいました!?

春音優月
恋愛
いつも失敗ばかりの美優は、少し前まで同じ部署だった四つ年下のドSな後輩のことが苦手だった。いつも辛辣なことばかり言われるし、なんだか完璧過ぎて隙がないし、後輩なのに美優よりも早く出世しそうだったから。 しかし、そんなドSな後輩が美優の仕事を手伝うために自宅にくることになり、さらにはずっと好きだったと告白されて———。 美優は彼のことを恋愛対象として見たことは一度もなかったはずなのに、意外とキュートな一面のある後輩になんだか絆されてしまって……? 2021.08.13

一夏の性体験

風のように
恋愛
性に興味を持ち始めた頃に訪れた憧れの年上の女性との一夜の経験

パート先の店長に

Rollman
恋愛
パート先の店長に。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

М女と三人の少年

浅野浩二
恋愛
SМ的恋愛小説。

完全なる飼育

浅野浩二
恋愛
完全なる飼育です。

マッサージ

えぼりゅういち
恋愛
いつからか疎遠になっていた女友達が、ある日突然僕の家にやってきた。 背中のマッサージをするように言われ、大人しく従うものの、しばらく見ないうちにすっかり成長していたからだに触れて、興奮が止まらなくなってしまう。 僕たちはただの友達……。そう思いながらも、彼女の身体の感触が、冷静になることを許さない。

【R18】幼馴染がイケメン過ぎる

ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。 幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。 幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。 関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。

処理中です...