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5日目
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しおりを挟む「ふー…以上、です」
「ん、OK…腹減った…メシ食お」
昼過ぎ、予測よりはハイスピードで作業が済み、過分なエアロパーツが残るものの足回りは買った時の状態に戻すことができた。
「予定より速いっすね…さすがシンタローさん。お客様に連絡して来ます、先に昼買っててください」
「ほなシューカのも。何がええかな?」
「パスタと、おにぎりと、あと惣菜パン!」
普段も大食いだが更に追加、頭と体を使った秋花は異常に腹が減っている。
「よう食うね、……そういや昨日の夜が少なかったもんな、なんでやったっけ?ひゃはは」
「あほぉ」
「朝から運動したしな、な、」
「黙って、いってらっしゃい」
ニマニマとデレてロッカーへ戻る車崎の背中を見送り、秋花はハンダへ出来上がりの連絡をした。
彼女は早めの昼を食べていたそうで、秋花は「急がなくて宜しいですよ、ごゆっくりなさってください」と言葉を添える。
気を利かせたようでそうでもない、秋花も車崎とのランチタイムをゆっくりと取りたかっただけなのである。
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