彼女は銀狼ギャル、ときどきコアラ

茜琉ぴーたん

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4日目(夜)

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「~~ヒっ♡ッあ!あ♡っク、もぉッ、やめ、しんだろざんッ♡離じ、で、おねがいッ…む、り、ひィん…」

「ん、シューカ…」

「ン…は…」

「ごめん、シューカ、」

あまり近付いたら殴られるか?車崎はやり過ぎた自覚があるので恐る恐る秋花の顔を隠す手を剥がして様子を窺う。

「あほぉ、こんなんッ…シてほしないッ……あほぉ!」

「クリちゃん弱いんやな、ごめん、シューカ、泣かんで、」

「泣いてへんわッ!ボケ、あほ、ガチャ歯、」

「言い過ぎちゃう?」

 照れ隠しだろうが本気で泣いてはなさそうだ、一安心した車崎はベッドサイドの新品のスキンの箱を手に取った。

「信じられへん…こんなトコ舐めてッ……ばっちぃ、もうその口とキスせぇへんからなッ!」

「え、そらぁ困るな…」

スキンの個装パッケージをぺりぺりと開けながら、車崎は口をへの字に曲げて分かりやすく困惑した表情を見せる。

「最悪や…もう…嫌や…恥ずい…も、……!………それ、最近のゴムってそんななんすか?袋やないの?」

「ん?種類によるよ、このメーカーのはこういうタイプ、」


四角い袋ではなくコーヒーポーションの様なブリスターパックタイプ、車崎の最近ではもっぱらこのポリウレタン素材のものを愛用していた。

 余談だが、車崎の利用する風俗店においてはスキンの利用は特に強制はされていないのだが、彼はキチンと毎回持参している。

 ゴムに小細工ができないように新品未開封を嬢に差し出すのがマナーではあるのだが、車崎に合うのはLサイズ…3枚入りのお高い物が使い切れずに箱入りのまま、利用した回数分だけ何箱も自宅の押し入れに眠っていた。

 しかし優良ユーザーとして信用のある車崎はいつしか「開封品でもいいよ」とお墨付きを貰ったために、押し入れから少しずつスキンを取り出しては消費している。

 そして数回前からは現在のコスパが良くサイズ展開のあるメーカーに鞍替えしたらしい…完全に余談であるが。

 
 さて出先のためまた彼は新たなストックを作ってしまったわけだが、10枚入りを何日で使い切るか…車崎はワクワクしていた。

 他に目もくれず恋焦がれたと言えば嘘になるが可愛い後輩と一緒になれる、ここまでたぎっている自分に大いに自信がみなぎる。

 興味津々で見つめる秋花の視線に照れながらも根本までしっかりとスキンを装着し、

「いけそやな…ん…シューカ、ええ?」

と尋ねれば彼女は起こしていた体を倒してぶんぶんと頭を縦に振った。

「ひッ♡あ!やっぱ待っ、ゔあアっ…あッ♡じん、だ、ろ、」

 脚を開いて入り口にピタとあてがえばカチカチに全身が強張る。

 なだめようが励まそうが同じこと…車崎は眉をしかめて押し進める。

「シューカ、」

「!……っア♡♡」

僅かな擦れる感覚を振り切って奥へ奥へ、グリグリと押せば秋花の腹がぽこっと動いた。

「シューカ、しゅーか、ん、シューカ…可愛いな、」

「やッ…あ…ら、め、」

 実に久々の行為は文字通りむず痒く、ぬるぬるとした感触が強張った表情を崩し…口はわなわなと震えてだらしなく開き、そこから普段は聞かれないような甲高い喘ぎ声が漏れる。

「シューカ♡可愛い声出るやんかッ!可愛い♡」

「やッ…あ、」

「塞ぐな、なァ♡可愛いて、もっと聞かして、」

「ぅあッ?な、に、」

 みっちり入ったはらと子宮の上を大きな掌でぐっと押すと、ナカが更にきゅうと狭まって出入りの摩擦が大きくなった。

「ひゃは、分かるなぁ、ち◯ぽの動き、」

「下品やなぁッ…あ、ア♡」

「下品?しやろか…おま◯こ、とかアカン?」

「あが、んン、」

 男ばかりの高校時代にあらゆる下ネタは触れざるを得なかったが、ソコを指し示すスラングというのは語源などはさておきどうも卑猥に感じてならない。
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