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2日目
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しおりを挟む2日目。
『シューカ、キスしよか、な、』
『シンタローさん…あ、』
『可愛いよ、シューカ♡なぁ、ここも見して…うわ、いやらしい下着やなぁ、俺のために買うてくれたんか?』
『ちゃいます…たまたま着けてただけで…あ、あきませんって…こない屋上で…仕事中です、』
『屋根があれへんもんなぁ、あの高いビルからは見えるやろな。パンツも見して、わ、』
『嫌や、シンタローさん、こんな固い床で、あ、あ‼︎シンタローさん!』
「っあ!…………なんや…エロい夢見とった気がする…変な感じ…」
自身の喘ぎ声の余韻で目が覚めた秋花は、鳴り始めたスマートフォンのアラームをタップして止める。
何やら性的なことをしていた・されていた感じはあるがどうも思い出せない。
しかし自分の口は明らかに「シンタローさん」と動いていたことは耳と唇が覚えていた。
「えぇ…シンタローさんのエッチな夢、見てもうた……高校生か…」
夢枕に立った人をそれ以降気になってしまうのはよくある話だろう。
彼女もまたその通りで…ぶわぁと寝起きの身体に血が巡ってじっとりと汗が噴き出す。
仕事までは時間があったのでシャワーを浴びてしっかりと水分を摂り、気合を入れるためにラメたっぷりの涼しげな水色のアイカラーを目元へ差して出かけた。
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