彼女は銀狼ギャル、ときどきコアラ

茜琉ぴーたん

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4日目(夜)

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 詰まる所そういうこと、細かい生活態度などは知らないが煙草もしないし酒も嗜む程度、ポイ捨ても唾吐きもしないしお年寄りにも子供にも優しい。

 これ以上はよほど、ギャンブルで借金をするとか犯罪行為に手を染めるとか、それくらいのものでなければ覆らない。

「ほー?」

「すき、です、」

「うん、俺も、好き」

乳から手を離して尖った顎へ、クイと引き寄せて口付ければ潤んだ瞳が情欲を掻き立てた。
 

 車崎は秋花をベッドの中央へ動かして正対し、馬乗りになって服を脱ぐ。

「すまん、シューカばっかり脱いで…寒くない?」

「暑いくらいですわ……これワンピース、取ってええっすか」

「ん、汚れるとアカンな、取ろ」

ジーンズだけになった車崎は寝たままの秋花を万歳させ、腰巻になった服をゴソッと引き抜いてブラジャーも外し丸裸にさせた。

「恥ず…」

「お、腹筋ええね。でも俺のエイトパックには負けるやろ?」

「何が…そない私がええの、こんな…ごつごつしてんのに…」

胸を押さえる彼女の手の下にはナチュラルに割れた腹筋、柔和な女性らしさよりもアスリートのようなストイックさが強い。

「ん?全部。全部可愛いよ、ケツの穴だって舐めれるよ」

「い、ややあッ!」

「それはせぇへんけど、こっちはする、な、サレたことあるかな?」


 脚を掴んで四つん這いになり頭を低く構え、車崎は秋花の恥骨の上に顎を乗せる。

「え、嫌や、」

「なぁ、ココ舐められたことある?」

「あれへんて、あるわけ、ちょっ…シンタローさん!」

 すんすんと息を吸って吐いて、顎先は次第に下へ、秋花の女の部分へ挿し込まれると脚が暴れ出した。

「おてんばやなぁ」

「シンタローさん、風呂、風呂入ろ、ほんまに、お願い、」

「いや…ん…キレイやな…」

「うるさいて」

「キレイよ、んー…エロいなぁ」

「やめて…」

 押さえつけられた脚は無様にM字に開き、引き剥がしたいと思っても屈強な手は退かず、秋花はまじまじとソコを観察される。

「8年ぶり?男に見られんの」

「マエダかてッ…こんな見方せぇへんかった!」

「マエダ…元カレな、フン…」

 それは秋花が処女をあげて童貞を貰った高校時代の彼氏、車崎にとっては軽音楽部の後輩でもあった。

 元カレを苗字呼びするのは憎いからとかそんな訳ではなく、単純にそれが渾名あだなだったからである。

「8年前とはいえ…妬けるね」

「シンタローさんはプロと遊んでるやんかッ!自分ばっか責めるんはおかしいやん、あ、いや、」


 そりゃそうだと車崎は目を点にして脚を降ろさせ、また潜って顎をぴったりと太腿の谷へはめ込んだ。

「シューカの味、知りたいねん…うわ…ぬるぬる♡」

「味なんかせぇへん!……あ♡や、しんッ…ふァっ♡アカンて、ばっちぃ、シンタローさん、」

「いただきます」

「⁉︎………ぁ、……ゃ、……ッあ‼︎あ‼︎」


 誘い水をテイスティングすべく車崎は舌をちょんと付け、そして広範囲をべろんと舐めて全体の味を確かめる。

 ねばねばとして、汗と皮脂と、干物…男性で言う「イカ臭い」感じか。

 少しだけアンモニアが香る、風呂に入らせなかったのだから当然の結果だろう。

「なにがばっちぃねんな…あ?ン…んふ…」

「ひ…ァ…やめ、ッ…あ、あ♡」

 男は喋るのをやめてソコに集中し、クリトリスをこちょこちょ転がすと体の下敷きになっている秋花の脚がびくびくと痙攣けいれんを始める。

「あがんッ…や、やめよ…ッふ…変な…あ、シンタローさん、ぞわぞわすんねんッ…やら、あ、やら、」

「(シューカもオナニーとかすんねやろか?ココ、弄ったりすんのかな、クリイキできんのかな、奥も舐めたいけど…)」

「おねが、ぃ、アカンっ…待って、ぇ、まッで、あ、ァ♡」

「(勃ってんな、味も変わってきた…早いな、イきそ、)」

 車崎は右手中指を立てて舌を付けている数センチ下、秋花の真ん中へにゅると挿した。

「⁉︎」

「(お、締まってる…あー…挿れたい、イきそ、相性かな…俺上手いんやろか?シューカが敏感やねんな……もう?もうやな?)」

指は動かさず舌は忙しく、吸って撫でて転がして、ひくひく脈打つつぼみを舌全体で包んだ時、秋花の腰が浮いて腹がぐぐと持ち上がる。


 そして荒い息を吐いて口元を押さえて、

「やめ、しん、あ、アッ………っクぅ、あ、あ!」

と、車崎が聞いたことのない高い声が部屋に響いた。
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