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しおりを挟む「分かったから、とりあえず離せよ…」
「やだ、僕も何か…弱みを握られたい」
「握りたいじゃなくて?」
「無理矢理、何かするから…純希がしたことと同じ罪を負いたいんだ」
「何でだよ」と上体を起こしたと同時、俺のモノは広瀬の口内に収まった。
「うあ、」
「モゴ」
俺は童貞だから、もちろん初めての感覚だ。
しっとり、ずるずると洗濯板の上を滑らせるみたいな刺激が続く。
時折当たる歯、これは指導すべきなのか。
「広瀬、歯が…当たる…」
「ぷは…ごめん、気をつける…ムグ」
「…お前的にはどうなの、俺は嫌がった方が良いのか?それともヨシヨシしてやった方が良いの?」
「ん……褒めて、欲しい…」
「分かった」
俺は座位のまま回転し、両脚を床へと降ろす。
ちょいちょいと誘導して広瀬も床に降ろさせて、お座りワンコをヨシヨシする飼い主みたいなシルエットに変わった。
「ん、ふぅ…」
「頑張ってるなぁ、広瀬」
「ん…名前で、呼んれ、」
「…時也、上手だよ」
頭上にハートをいっぱい浮かべた様子の広瀬は気張り、骨のおやつみたいに俺を味わう。
ちゅぱちゅぱ、ぺろぺろ、放っておいたら本当に骨になりそうなくらい、時間をかけて舐る。
クソ女には犬扱いされてたんだっけ、俺も同じ所まで堕ちたってのか。
そもそも、クソ女は広瀬のことがどの程度好きだったのだろう。
アプローチし続ける広瀬を確保しつつ、他にもM奴隷を拵えては飼い慣らして。
頭数を揃えたかっただけなのでは、今では確かめようが無いけども。
「ん、ん、」
「時也…すげー気持ち良い」
「んッ…うれひい?」
「うん、嬉しいし…すげー幸せ」
親指で、精一杯な広瀬の眉を擦る。
片目だけ開けては俺の顔色を窺って、どうすれば俺を悦くしてあげられるかを広瀬は考えているようだった。
広瀬をどうにかしたい欲求はあの日爆発したが、俺がどうにかしてもらいたいまでは思っていなかった。
なのでこんなに有り難がるようにしゃぶられて、畏れ多いというか恐縮してしまう。
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