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しおりを挟む翌々日、授業で広瀬と再会した。
互いに特別なリアクションもせず、周りにも悟られはしなかったと思う。
「よう」
「純希、おはよ」
「…今日はハメてねぇの?」
「しー、純希、変なこと言わないでよ」
ひそひそとそんなやり取りをすれば、俺はやっぱりコイツが好きだなぁとじんじん感じた。
ひと通り受講した放課後、広瀬が帰ろうとする俺を呼び止める。
「純希、あの…お家、寄っても良い?」
「うん?いーけど」
こんなに危機感が無いなんて真性の馬鹿なのか、嬉しくもあるが広瀬の貞操観念を疑う。
昨日の今日で何も無い訳が無いだろう、良い雰囲気だったら俺はまた広瀬を襲うかもしれない。
前回よりももっとムードを作って、痛くないように前戯もしてやりたい。
風呂も入るし、そうだキスもしたい。
悶々とそんなことを考えながら、校門をくぐり坂を下る。
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