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しおりを挟む「あ、あかん…出るッ…抜こ、あのッ…」
「出そ、ナカに出そぉッ…、ねぇ、出してぇッ」
浮かされた男は女神のお願いに背くことはできず、大きな手で彼女の腰を持ってしっかりと、しっかりと胎へと欲望を注ぎ込んだ。
「あ、あー…あ、ええのか…あ、はー…」
「あは…出てもうたね…ふふ……可愛い…」
「はぁ、とんだご褒美やな…ほほ…有難いわ」
繋がったままの腰をぐりぐりと動かして搾り取り、またすぐにムクムクと大きくなる青年の若さに冴子はぽうっと頬を染める。
「はぁ、会社のッ…跡取りの奥さんとっ…こんなコトしてッ♡悪い子やな、ふふっ♡」
「誘ったんは…奥様や、あ、は…知らんかった…阿婆擦れなんやなッ…あー、冴子さんッ♡あ、気持ちええッ…」
冴子は青年の頭をわしわしと撫でてその感触を楽しみ、事務的なセックスしかしてくれない夫と青年を天秤にかけるのも馬鹿馬鹿しいほどに狂おしく喘ぐ。
「はっ♡もっと、いっぱい、ぁあ♡壊してぇ♡」
「おー、冴子さんッ…かは…あー、また、」
この夜青年はあり余っていた若さを冴子へぶつけ、BOXティッシュを使い切って空が赤らむまで交わり続けたのだった。
以来冴子と彼は隠れて逢瀬を重ね、彼女はどっぷりと若い青年の体にのめり込んでいく。
お互いを結ぶのは相性の良い身体、他者を欺く快感と背徳感…家や仕事を棄てて一緒になろうなどと思えるような愛情は両者には無く、ただ快楽を目的とした関係であった。
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