そういうギャップ、私はむしろ萌えますね。

茜琉ぴーたん

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4月(最終章)

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「やだッ、あ、ぎゃあ‼︎」

「暴れんなて、下の階の人に迷惑やろ」

「下はスピリチュアルのお教室で、夜は無人なんです…あ、」

「ほなええわ、頭打つなよ…ん、ん、」

「ひ、」

 拭きはしたがれたソコ、ぬるい舌先が当たればびくんと開閉し、むあっと女の匂いが広がる。

「やだァ…せめて、洗わせて、あ♡」

「んふふ…可愛い…んム…」

「やッ…あ、あ、」

「(勉強の成果…)」

 実はもうすっかり酒が抜けている和田は、ポカポカと叩いてくる愛花の腕を捕まえ恋人繋ぎにして、ネットで得た知識を披露した。

「あ、あ♡やッ…あ、あ、」

「(女の匂いやな…エロい…)」

 舌の腹を使いざらざらと入り口を責め、クリトリスを吸い、機械的に規則的に動いていくと愛花は脚を下ろしたがり、その通りしてやると和田の体の下でぴんと伸ばす。

「(協力してくれてるやん…脚ピンってやつな、)」

「あ、やら、あ、」

「(ええとこに当てにきてるやんか、アイカ、嫌とちゃうやろ)」

「ゆだがざ、あ、ぃ、づぢゃ、ゔ、」

「(イってくれ、アイカ♡)」


 要領を掴むと楽勝とばかりに和田は果敢かかんに攻め、組んだ指のもだえ方からもその時を知る。

 そして

「ひッ…あ、あ♡♡♡ッッあ!」

彼女は狂おしいほどに叫び華々しく昇天した。

「(可愛い…顔見たい…)」

「もぉ、やめッでぇッ!ゆだが、さ、ん、おがじ、ぐ、なっぢゃ、ゔ、」

 腰が浮いて脚が暴れ、上半身さえもよじれて懇願するのに和田はなかなか口を離さず、それは最終的に愛花が男の腹を蹴り上げるまで続いた。


「いで……ひひ…ん…クリイキ、おし、ピクピクしてる間に挿れよ」

「ばかぁ…」

 恨み言に耳を貸しつつも、和田は愛花購入のスキンを開封し

「どないしよかな…何が一番雄み強い?」

と今夜の体位を相談する。

「……バック…か…正常位の…上体を起こすやつ…見下ろされてる感のあるやつとか」

息の上がった愛花はジト目で男を睨みながらも、自分の欲に正直に答えた。

「ん、オラオラしよ」

和田は指をねぶって女陰に添わせて少々ほぐし、鎮まりかけていたオーガズムを呼び起こして痙攣けいれんさせる。

 そして挿入すれば余韻で愛花は一際大きくびくんと震えて、ぞわぞわとむずむずと和田の感触にソコをうずかせた。

「あふッ…あ、あ♡」

「ん、アイカちゃん…まだピクピクしてるわ」

「あぅ…あ、あ、」

「ん、色々…試したいね、ん、奥も責めたい、ん、ん?」

 華奢きゃしゃな脚をがばと開いて股関節をしっかりと合わせると、いつもより深い到達点には不思議な感触があり和田は眉をしかめる。

「ひッ⁉︎あ、」

「なんや、段差みたいのあったね、ん?ん、ん!」

「あ?あ♡ア、」

「ポルチオやろか、到達したね…アイカちゃん…ここがアイカちゃんの最奥やて、ここ、な、」

断面図も説明でも見知っているそれは辿り着くのが難しい秘所、何度も深突きしたと思ったがピンポイントで発見できたのは初めてだった。

「は、ぃい、ゔぁ、あ、」

「…体勢によって…ほんまちゃうんやな…初めて見つけた…覚えとこ、ん、ん♡」

 まだまだある伸び代、達成目標を得た和田は仕事の時のように精悍せいかんな顔つきで動いてみるも、

「ひア…あ、ア♡う、あ、ひん…ほう、しょお、ざん、」

と名前を呼ばれればたちまち表情を崩して口元を緩ませる。

「ん、アイカ♡ちんちん気持ちええか?」

「ッ…ぎもぢ、いい、れすっ…」

「ははは、従順やな…オラオラしがいがあれへん」

「あフ…う!う、う、」

「好きやで、また、休みに来る、向こうにも…来てくれ、実家にも…紹介したい、アイカ、嫁さんに、なってくれ、」

 前後する度に飛び散るのは洗った髪に残る水か汗か、たてがみは黒々として雄々しくて…やはり王者の風格があった。
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