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4月(最終章)
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しおりを挟む「フェラは初めてちゃうねん、されてばっか、させるんは初めて…ん、ごめんもうええわ、ごめんね」
彼女の頭から手を離し腰を引いて、和田は過剰に謝罪を重ねる。
「プは…謝らないでくださいよ…ん…」
「いや、アカンな、心許すとすぐ調子乗ってまう…いつもこんなんと違うのよ、アイカちゃんだけや、ここまですんのは…」
「分かりましたって…そろそろ、過去の方々との比較をやめましょうね、私もつい元カレの話とかしちゃいますけど…ふ……豊さん、こんな大っきいの私初めてですよ」
愛花が口元を拭いながらそう笑うと、和田はカチャカチャとベルトを緩めて
「…あ、爆発してまう」
とスラックスを下ろした。
「なんで」
「ちんちん褒められたら単純に嬉しい…ん、挿れたい、アイカちゃん、そこ手ぇついて、」
「へ、」
「ん、アイカちゃん、漫画とかドラマとか好きやろ、画的に萌えたりすること多いやろ」
胸ポケットに入れていたスキンを開けて臨戦態勢のソレに被せて、ベッドに手をついた愛花の腰を抱く。
「ん、振り返って見てみ、萌え、へんかぁッ⁉︎」
「あ、えッ、あ♡」
侵入される衝撃を受け止めてチラリと頭を後ろへ向ければそこにはワイシャツの腕と肩。
男の足元にはピンストライプのスラックスがくしゃくしゃになって留まっている。
着の身着のままの焦った感じ、ワイシャツ姿で立ち後背位に臨む和田のフォルムを俯瞰で想像した愛花は胎がきゅうっと狭くなった。
「ふ、ん♡キツ、アイカちゃん、スーツ好きやろ、な、お客さんでも、スーツの人のこと、よぉ目で追ってる、なぁ、」
「そう、でも、な、イ♡ッはぁ、ひン♡」
「スマホの待ち受けかてスーツの男やんか、ずるい、俺にして、」
「張り合わないで、あフ♡」
愛花が昨日から壁紙に設定しているのは燕尾服を着たアニメキャラクターのコスプレイヤーの写真、SNSで話題になったものを転用しているだけである。
まぁもちろん好みなのだが、この写真の前は時代物のコスプレ写真だったので特にスーツが良いというわけでもなかった。
「なぁ、北店で…制服で働く俺も…見に来てな、ん、」
「アっ…あ!あ、ゔぁ、あ♡」
「アイカ、アイカ…ん…」
和田は愛花の両腕を引いて胴を引き寄せ、背面立位でしばらく責める。
「ッ…たおれ、ちゃう、」
「離さへん、ま◯こに集中せぇ」
「…そんなこと、言うんだ…」
「言うよ、俺ずぅと高校生メンタルやもん」
「あッ、ん、ひィっ…わあッ♡」
ぐにゅぐにゅと動く和田を感じながらぐらつきながら、再度ベッドに手をついて最終的に膝も乗せて。
愛花はぱんぱんに膨らんだソレを受け止めては脳を揺さぶられ、最後は膝も立たなくなりぺたんとベッドに倒れてしまう。
「大丈夫か、もう辞めよか」
「らいじょ、ぶ、イってくらさ、い、」
「ん、アイカちゃん、好き、好き、ん、出る、ん、ん♡♡♡」
極まった男は小さくなった愛花に負ぶさって犬の様に腰を振り、どくどくと放って床に崩れ落ちた。
「え、大丈夫ですか…」
「大丈夫や、うん…アイカちゃんは?クラクラせんか?」
「平気です…ん…あは…豊さんが頑張るから…脳が揺れちゃった」
「盛りのついた犬みたいやったな…ごめん」
「なら私は雌犬ですね」
「伏せ」の状態で休む彼女の尻に尻尾が見えた気がした、和田は再び覆い被さってそのまま仰向けになり、腹に愛花を抱えてひっくり返った亀の様に天井を向く。
「ぐえ…なに、」
「逃げられへんやろ、ひひ」
「逃げませんけど…元気ですね」
愛花の尻には盛り上がった感触が当たり、直接触れはしないかとそわそわしてしまう。
「うん…アイカちゃん、浮気せんとってや」
「豊さんこそ」
「せぇへん、ほんまに…アイカちゃんしかおれへんから…好きやで、ほんまに、好き」
「言い過ぎ…」
「アイカちゃんも言うて、好き?」
「好きですよ」
「うんうん…ええなぁ、等身大というか…身の丈に合った…って言うたら失礼か?」
「いいですよ、その通りです…取り繕わない関係、でしょう」
「うん……アイカちゃん…大切にする……ごめん、勃った…」
そして愛花を腹から下ろして正常位で2回戦、その後騎乗位で3回戦、和田はたっぷりと彼女を摂取して本店でのシフトを終えた。
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