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11月・嫁が可愛いので喧嘩も利用する
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しおりを挟むさて未来が守谷を怒ったアイスの件だが、彼女にとって大切なのは「ひとり1つずつ」ということなのである。
暴君だった彼女の父は10個あればそのうち8個は独り占めしてしまう、食い足りなければ妻に怒鳴り散らすような、食にも卑しい男であった。
なので未来は分け合うこと、過不足無いことに拘りを見せる。
そして時はダイニングの二人に戻る。
「皆が食べれるおやつを買えば良かったな、」
「うん、分かってんねん、無理やって…好き嫌いもあるし、偏るし、皆が常に同じ物食べてくのは無理やって…ごめんなさい」
「いや、んー…まぁな、咄嗟にな、怒ってしもたんやな、分かってるから…気にすんな、トラウマやんな…」
ぐずぐずと鼻を鳴らす嫁が、いつもより小さく見えた。
「こっち戻ってから…込み入った話することもあんま無かってんな……すまん、………ミラ、風呂は?」
「まだ…」
「入っといで。メシ食うてすぐ行くから」
そして小声で
「生理終わったろ?抱くから」
と囁けば、
「!」
瞬間湯沸かしの速さで耳まで真っ赤になった未来は鼻を拭いて風呂場へ向かう。
そして守谷はご飯をかき込み、嫁の想定外の速さで風呂場に現れて嫁を驚かすのであった。
・
風呂から上がって家の戸締りを確認し、未来がもじもじと2階の寝室へ向かう。
ベッドの上には戦国武将の如く胡座をかいた夫が手を広げて嫁を待っており、膝立ちでそこへ近づけば体を絡め取られて唇を奪われた。
「ええね、ミラちゃん」
「うん……」
「パジャマ脱いで、これ羽織ってや、ブラも取り。パンツはオレが脱がすからそのままよ、」
「は」
この夜の守谷は優しく、しかし時折意地悪そうな顔をして着替えた嫁をベッドへ組み伏せた。
「ん、」
「わ♡」
ショーツのクロッチ部分に剥き身のイチモツを当てがい、その張りと温かさに刺激され未来は反応する。
5回、10回と擦り上げれば次第に感触が変わり、サラサラからしっとりへ表面の質感が変わったことが双方に分かった。
「パンツ濡れてきてんね、やらしー♡」
「そんな擦られたら…」
「ん?濡れちゃう?はは、守谷さんエロいね、」
嫁を苗字で、しかも敬称付きで呼ぶ…これは守谷が思いついた、今夜にぴったりのプレイの一環であった。
「ん?挿れてええ?守谷さん、上司のちんちん喰うてくれる?」
「なに言うて…んッ…♡」
守谷は未来のショーツを剥いでソコへ先端だけ挿し、仰け反って最大の角度で部下を見下す。
「ア?さっきからタメ口やんな?守谷さん、オレを誰や思てんの?」
「なん………は、そういうことか……いやや…」
「分からん部下やね、ンっ!」
痺れを切らした守谷は、指で開きもせずに一気に挿し入れた。
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