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10月・嫁が可愛いので今夜は寝ない
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しおりを挟む「実際、今日はどうなん?赤ん坊できやすい日?」
「いや、……できにくい日…」
「さよか、それでもええわ」
正直に聞いてスッキリした、守谷はちゅう、ちゅうと音を立てて小さな乳を吸う。
ちなみに息子が3歳になるまではまだここから母乳が出ていたらしい。
「きゃは…」
ひさびさの感覚は快感よりもくすぐったさが勝っていて、しかし赤子のような夫の姿に愛しみの感が溢れる。
「ミラ、さっそく1回戦や」
「…もう?」
「久々やから慣らしたいねんけど、1発抜いとかな落ち着かん」
守谷は未来の膝を持ってがばと開き、個装のローションの封を切って自身と右手指に少し垂らす。
初めての夜の様に下半身を抑えられた未来の目線は泳ぐ。
「ハぁ、あ、ぅあ♡」
守谷は指を1本にゅるると入れるとくにくにと曲げて掻き回して、
「うん、入りそうやな」
感触と声色から中の状態と嫁の感度を確認した。
指を抜きその手で筆記具のように自身を持ち、嫁のソコをぬらぬらとなぞれば久しい感覚に嫁の口から声が漏れたが、挿入を前に彼女は下唇を噛んで待機する。
「…愛してんで、ミラ」
「んっ…は、い…」
「声、出せよ」
スポーツの試合じゃないんだから、と未来はうっすら思うも、守谷は試合の如く意気込んでいた。
充分に濡れたソコを指で軽く開き自身を突き立て、そのまま体重をかけて一気に押し込むと、
「ゃ…っあ‼︎」
細い体が大きくしなり、電気が流れたようにびくんと震えて、妻は丸い目を大きく見開いた。
「ええ眺めやな、オラ、気張りや!」
「あっ、あ、はっ、うあっ♡」
声が衝撃から愉悦のそれへ変わり、未来はベッドシーツに爪を立ててガリガリと擦って、出入りがある度にその手を硬らせる。
「力、抜きいな、ミラ、あー、すご、たまらんな…生でスんのいつぶりやろか?」
「ゔァ…ゆる、く、ない?」
「ぜんぜん、分かるやろ?、ギチギチに、詰まってるわ!」
そこまで言うとゆっくりと腰を嫁に付け、円を描くようにぐりぐりと深く押す。
「んあ♡あー…、はぁ、は…」
「久々やと、あんまり持たんな…すぐイクわ」
少しずつ守谷の腰が振れて、感触と嫁の顔色を窺いながら、縦に、斜めに、久々の刺激をしっかりと味わい。
しかし自分の意志とは裏腹に早めの果てが見えてしまう。
「うあ、あ♡あ♡」
横から縦へ、中が擦られて再び未来は甲高い声を上げた。
「あー、ええわ、嫁の、ナカ♡」
「は、あ♡んっ、イっ…あ♡」
「…あんた、カワイイ、ね、名前は?」
「あ、もリ、や、ミらいっ…、」
これも一種の言葉責め、守谷はわかりきったことを質問し、彼女も律儀に答える。
「ははっ、さよか、オレの、嫁、やんな、」
ギョロリと三白眼で見下ろされる、未来はこの角度から見る夫が堪らなく好みだった。
「ぁいっ…ハルぐん…の!およめ、ざん、あ♡」
「いいね、アー、イキそうや、な、1発目や、」
ストロークを大きく速くするとナカがぎゅうと締まり、太もも同士が打ち合う音、じゅぽじゅぽと湿った音が更に二人の興奮を高めていく。
「ふぁい♡、あ、あ!ふゥ、あ♡ぅあ♡」
「あー、ええわ、イク、あ、ミラ、」
「っは、イっ♡イっ、て♡イっ、て♡」
「ナカや、出すで!旦那様の精液や、こぼすな、よ!ぅあ!オラ、あ!あ…、ッ~~、あ~~、うゎ…」
代謝の良い守谷がポタポタと汗を落とし、天を仰ぐ。
腰は未来に押し付けたまま、出し切るようにじっと動かない。
「ア♡…あ、あー♡」
未来も守谷の脈を感じながら脚を踏ん張り、今日は生理前の妊娠しにくい時期にあたるが、主人に言われた通り子種を溢さないように食いついた。
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