君の望む僕に、なろうと努力はしますけども。

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「初セックス後の盛り上がった気持ちに乗せられてさ、勢いで同棲決めちゃってもいーじゃん、後悔する時はそん時に『あちゃー』って思えばいーんだよ。後悔したとしてもあの時は幸せだったな、って部屋決めちゃうくらい走ってもいーんだよ！」

「はい…」

「それとも、俺を怒らそうとしてる？俺、こんなんでもお仕置きセックスとか趣味じゃないかんね。キミちゃんじゃあるまいし」

「僕だって、そんなサディストじゃありませんよ……もう…ふふっ」

公親は足を崩して、残りの牛丼を片付ける。

　気を張りすぎだったのか、肩の力も抜けて最後のひと口はやけに美味かった。


「ここに越して来てもいーよ、キミちゃん」

「ありがとうございます…もし、ダメならすぐに言って下さいね」

「保険張りだなー」

「用心深いんです。分かるでしょう？」

　その真面目なところが好きなんだよな、龍進も頷うなずいて

「まーね」

と歯を見せる。