君の望む僕に、なろうと努力はしますけども。

茜琉ぴーたん

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 翌朝。

 先に起きた龍進が、公親の足元にしゃがみ込む。

「キミちゃん、最後な、6発目」

「ん…良いですよ、手で」

「いーから、させてよ…朝勃ちキミちゃん、立派だね」

「余計なこと、言わないで下さい……んー♡」


 荒々しく太ももを掴んで、龍進は腕や腹の筋肉もフル活用して公親をしごく。

 その姿はさながら筋トレ、「んふぅ」と漏れる声だってそれらしい。

「あッ…龍、くん…上手、です……あ、もぉ、出ちゃいます…あせらない、で、」

「ん、ん♡」

 このパワフルさで抱いてくれたら良いのに、公親は昨晩のチャレンジを思い起こしてきゅうと切なくなる。

 鍛錬すればすんなり受け入れられるはず、回数をこなせば快くなるはずだ。

 でも片方だけじゃ意味が無いんだものな、龍進の想いも考えつつ舌使いにぴりぴり痺れる。


「りゅーくん、あ、れちゃいます、はァっ…揉、ま、あ、龍くん、好きれすッ…もぉ、あ、やだ、」

「んッ♡」

「あ♡ああッ♡♡♡……吸わないれッ…くすぐったい、もぉ出ませんッ…はあァ…」

「んッ……ん、いっはいれららぁ……ん、」

 龍進は口の中に絞り出されたものをベエっと見せつけて、こくりと喉に落とした。

「…いつも、飲まなくて良いって言ってるのに」

「キミちゃんだって、飲んでくれるから…俺なりの愛情表現だよー…あは、しょっぱい」

「朝ごはんで、口直ししましょう」

「うん…何にしよーかな…ぼちぼち準備しますか…ハイ、メガネ」
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