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「都築くん、大した成績も出してないクラブは部費カットも検討してるんですよ」

「そんなー」

「その上単身乗り込むなんて出場停止ものですよ…僕に抱かれるなら、考え直しても良いですけど」

「そ、そんな、こんなこといけませんってー」


 棒読みに吹き出しそうになるも、公親は龍進の積極的な姿勢が嬉しかった。

 慣れてくればどこかでこの茶番も終わるだろう、せめて挿入までは照れ隠しの小芝居を続けさせて欲しい。

「どうせ童貞でしょう?僕に捧げなさい……ん、んッ…」

「おは♡あ、かいちょ、あッ…あったけ…あー…」

 比較的するりと、龍進は公親に収まった。

 緩いという訳でもなく、柔軟で慣れていたためだ。


「ふゥっ……つ、づきくんッ…あふ…良い、モノを…持ってるじゃないですかァ…あ…」

「はァ…ねぇ、キミちゃんもーやめよ、普通にお話ししたい」

「は、いィ…」

「ねぇ、痛くない?平気?俺はちょー気持ちーんだけど♡」

 龍進からの問いに、公親は悶えつつコクコク頷く。

「痛くは、なくて…龍くんがそこにいるって思うと、じんじんと…は、恥ずかしいですね……切なくて、」

「気持ちーとは違う?」

「…ごめんなさい、よく分からないです」

「謝んなよ、キミちゃん…どっちも試せて良かった、大収穫だよ」
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