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「キミちゃん?」

「龍くん、良いようにまとめてますけど、次は龍くんが僕を抱く番なんですけど」

「あ、忘れてなかったかー」

「わざとはぐらかそうとしてたんですか?ちゃんとしましょう。こっちは上手くいくかもしれませんから」

「んー」

抱くのは趣味じゃないのになぁ、龍進は渋々といった面持ちでベッドサイドの小箱に手を掛ける。

 中のスキンを1枚摘んで、深いため息を吐いた。

「はあぁ~」

「何ですか」

「いや、ご存知だと思うけどさぁ、俺、デカいよ?絶対痛いって」

 これは虚勢ではなく、事実であった。

 龍進は体格に見合う立派なモノを持っており、使い込んでないので色こそ薄いが勃てば迫力がある。

 張りも浮いた血管も自慢のボディの筋肉にそっくりで、公親は日頃からそれを愛でては「いつ抱いてくれるんでしょう」とひっそり問い掛けていた。

「だから、それを想いでカバーしようって」

「綺麗事じゃ済まないかもよ?物理よ。血が出るかも」

「だから、弄り合ってきたじゃないですか…龍くん、お願いします…僕を、抱けませんか?」

公親は跨ったまま、愛しいソコをつるつると撫でる。
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