薮から棒な巴さん…見たい、知りたい、触りたい。

茜琉ぴーたん

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 優しく口付けて陰部を触り「ココに挿れますよ」と覚悟をさせる、おずおず開いた脚の間に身体を入れる。

「ゴム着けるんで、待って下さい」

「あ、それは見てみたいわ」

「また今度で……いきますよ、力抜いて下さい」

「え、あ、ゆっくりよ、悠希斗くん」

きっさきを当てがってにゅるにゅるとろみを塗り広げて、少しずつ少しずつ膝を押し進める。

 久しぶりのゴム越しの感触にゾクゾクと興奮がり上がって来る。

 先端が収まった辺りから巴さんの顔が歪み始めた。

「いっ…たぁ…」

「頑張って下さい…ん…」

「あ、あ、めりめり、広がって、」

「あったかい…巴さんッ…あったかい、ん、」


 最後のひと押しはキスをしながら、全濁音の悲鳴を漏らさぬように蓋をさせてもらった。

 鼻が震えて僕に伝播する、手足が暴れる。

 目尻からは乙女の涙が溢れてシーツを濡らして…とんでもなく悪いことをしたみたいに申し訳なくなる。


「ひ…悠希斗ぐんッ…いだあい…」

「すみません、でもほら、全部入りました」

「……ほんと?見たいわ」

「ほら、根元まで…エッチでしょ?」

「……上手いこと接続されるものね…おもちゃのブロックみたいだわ」

 痛みもムードと共に飛んでいったみたいで良かったな。

 頭を持ち上げて接合部を覗こうとする姿は間抜けだ。

 ちょっぴり興奮も落ち着いたしまた後日に持ち越そうかな、腰を引こうとすれば彼女は頭を枕に下ろして「ふぅ」とひと息ついた。

「痛かったですね」

「えぇ…でもそこまでではなかったわね……じゃあ悠希斗くん、射精して終わりましょうか」

「…まだ痛いでしょう?無理しないで下さいよ」

「良いの、是非恋人の膣でイッてもらいたいわ」

「言い方ー」


 「男だってそう簡単に昇天できる訳ではないんですよ」、そう断ってから乳房を掴んだり揉みしだいたりと奮い立つ材料を頂く。

 お望みなんだから了承済みだ。

 貫通したばかりの巴さんでしっかり感じさせてもらおう。

「あ、あ、悠希斗く、あ、だんだん、感覚が、ハッキリ、してきたわ、」

「そう、ですかッ…あー、気持ち良い…巴さん、気持ち良いです」

「は…あ、硬い、のね、肉の塊ね、粗挽きの肉を固めて加熱したみたいな、そんな弾力だわ、」

「ちょっと黙りましょうか、巴さんッ」

 人のお宝を加工肉呼ばわりとはひどいもんだ。

 褒めてるんだろうが微妙に嬉しくない。

 でもそれが正直な感想なんだろう、そんな例えが浮かばないくらい乱してあげられない僕の責任か。

 むしろ逆手にとって実況させて僕がそれに萌えるようになるべきなのか、その方が早いかもしれないな。
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