71 / 92
15章
70きゅん
しおりを挟む「ッあ、あ♡」
「真梨亜さん、あ、すごい…あ、あ~」
「大輝ッく、んッ♡あ、いっぱい、あたしの中、大輝くんでいっぱい♡」
「エッチだな…あ~…気持ち良い…やばい…あ、」
「っフゥっ…あはッ♡」
痛みも癒えてむずむず快感が生まれ出すと、大人になった慶びに真梨亜は眩いほどの笑顔を見せる。
眼下の太陽に魅了されるばかりの大輝は一層滾り、しかし
「ほんと、日本人、だなッ」
と真梨亜にとっては予想外の感想を吐いた。
「なに?」
「ん、予習ね、したんだ、洋モノ、あの、外国人のAVで、」
「やだぁ」
「向こうの人って、『オーマイガー』とか言うでしょ?なんか笑っちゃって、真梨亜さんもそうだったらどうしよって、思ってたんだ、」
「だから、あたしは、英語は話せるけど、日本人だってば、」
「うん、まさにそうッ、でも顔は外国人なんだ、それで日本語で喘ぐのが…堪んないな、可愛いッ」
「え、そぉ、あッ♡」
真梨亜の第一言語は日本語だから咄嗟に出るのは日本語だし英語は意識して喋るもの、発音こそ染み付いてしまっているがこんな時の喘ぎ方だって彼女は知らない。
もしかしたら母・コンシャは母国語で感嘆を表現したりするのだろう。
しかし人生の半分を日本で過ごしているのだからもう彼女も「Meu Deus!」なんて叫ばないかもしれないが。
「真梨亜さんって、体温、低いでしょ」
「え、うん、低め?かな?…ゔんッ」
「初めて会った時、あの体育館で手を引いて逃げた時ね、ん、ひんやりしてるなって、思ったんだ」
「そ、オ、」
「でも違う、こんなにあったかい、真梨亜さん、ぽかぽかして太陽みたい」
「なにそれ、あッ♡大、輝ッく…」
「眩しい、髪も目も、っアー、笑顔、も、んッ…おっぱいも、全部!」
「You are my sun」なんてサラッと言えたらカッコいいだろうがこんなに見た目ばかりに特化した褒め言葉なら言わない方が良いのかも…けれど真梨亜の素晴らしさを讃えたくて伝えたくて、単語の羅列で幼稚に表現した。
「おっぱい、とか、言うんだ、あはッ♡」
「言うよ、響きが可愛いでしょ、おっぱいって…真梨亜さんのおっぱい、可愛い」
「きゃウ…大輝くん、ムッツリってやつ?んッ♡こんな、エッチ、だったんだぁ♡」
「平時に表に出してちゃダメでしょッ、あぁッ、真梨亜さん、気持ち良い?僕は、気持ち良いッ」
「う、んッ」
「ちゃんと言って、気持ち良いって」
「気持ち、いッ♡」
ゆっさゆっさと揺れが増すごとに密着する体、拓いたばかりなのにもっと奥を知りたい大輝は「欲張り」と自分を責めながらも足を踏ん張って真梨亜の中心を突く。
世の中にこんな気持ち良いことがあったとはね、単純な快感と女性を組み伏せる優越意識。
しかもそれが乱れつつも華やかな最愛の女性となれば尚のこと荒ぶる腰が止まらない。
「(日頃の鍛錬の成果か…しかしキレイ、エロい、ボリューミー、気持ち良い…エロい、)」
「(大輝くん、獣みたい、エッチ♡力強い、凄い、やばぁい♡)」
「(イきそう、もっと長く居たいのに、あー、気持ち良い、ダメになりそう)」
「(じゅぽじゅぽしてる、練習とかしなくても出来るものなのね、疲れないかな、おちんちんって痛くないのかな、あー♡skin shipって最高♡)」
一見辛そうに歪んだ目と涙に青い瞳を浮かべた真梨亜の目がばちんと交差して互いの意思を伝え合う。
「気持ち良いね」
「うんッ♡気持ち良いッ♡」
汗だくなのに二人は爽快感さえ感じていて、手をがっちり組み合えばより良く一体感が増して感度も高くなった。
「あー、真梨亜さん、最初のキス、挨拶の、あれされた時、僕、駅で勃っちゃったんだ、」
「立った?何が?」
「おちんちん、勃った、の、興奮した、初めてだったから」
「あ、ごめん、」
「フットワークの軽い子なのかと思った、でも会場であんなにガチガチに緊張してたんだから恋愛感覚だけが特別軽いのかと思った、」
「そう、演出したのぉ、ごめんン」
0
お気に入りに追加
19
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。


社長室の蜜月
ゆる
恋愛
内容紹介:
若き社長・西園寺蓮の秘書に抜擢された相沢結衣は、突然の異動に戸惑いながらも、彼の完璧主義に応えるため懸命に働く日々を送る。冷徹で近寄りがたい蓮のもとで奮闘する中、結衣は彼の意外な一面や、秘められた孤独を知り、次第に特別な絆を築いていく。
一方で、同期の嫉妬や社内の噂、さらには会社を揺るがす陰謀に巻き込まれる結衣。それでも、蓮との信頼関係を深めながら、二人は困難を乗り越えようとする。
仕事のパートナーから始まる二人の関係は、やがて揺るぎない愛情へと発展していく――。オフィスラブならではの緊張感と温かさ、そして心揺さぶるロマンティックな展開が詰まった、大人の純愛ストーリー。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる