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3・責任とって
しおりを挟む「どやろなぁ、文香ぁ、なぁ、哲っちゃんのちんちんを一生食うてくれるか?なぁ、」
「ひァ♡分かれへんッ…あ、ア、」
「わしも文香のま◯こしか食うてへん、なぁ、結婚しよ、なぁ、」
「ひッ♡あ、あ、後で、聞くか、ら、抜いてぇ、」
何を隠そう哲哉も文香が初めての女性、童貞を彼女に捧げた時から添い遂げることは信念として心に抱いていたのだ。
結婚は世間で言うところのゴール、そのスタートの初めての夜を彷彿とさせる哲哉の必死な形相に文香は当てられ、一層ぎゅうと彼を締め付ける。
哲哉はゆっくりと文香の腰を畳へ下ろし、思い出したように間に座布団を挟み…スポットを抉った。
「なんやもう、煮え切らん、お、ん、ええな、ん♡文香ぁ、イこ、な、ま◯こ締めて、わしのちんちん搾って、なぁ♡」
「下品、いや、ぁ、あ、あほォ、も、あがん、」
「イこ、文香、んッ♡好きや、文香ッ♡なぁ、」
「ひ、あ、待っで、ェ、てつ、や、ざ、ぬい、て、ッ♡ひぐ、」
「あかん、ナカで、なぁ、今更抜かれへん、ん、文香、初ナマの中出しやで、畳汚しなや、なぁ、」
窓からの日差しが目蓋の毛細血管を透かして赤く見えた。
次の瞬間文香の視界を覆ったのはうっとりと恍惚の表情で自分を見下ろす恋人の姿…その艶かしさに文香の感度が急激に上昇し、魂が抜けるように体がぶるっと震う。
「嫌、てつ、や、さ、あ、あ♡♡♡」
哲哉に開発されたオーガズムへのスイッチ、彼しか押せないソコをトントン叩かれた文香は体を丸めて反らせて上から下から畳を濡らした。
そして彼女を追って哲哉も、
「へッ♡あ、ふみ、かぁ♡あ、わしもイく、おー、♡♡♡お、止まらへんぞ、まだ、ん、まだ出てる、ん、な、ん、子宮まで、な、入ったな、ん、あー…サイコーやな、」
と脅し通り膣内にたっぷりと種付けをしてしまう。
「ひど、い、哲哉さ、ん、もぉ……信じられへん…」
「なぁ、精子が入ってくの分かった?」
「分かれへんッ!も、ぉ、あー…」
涙でぐしゃぐしゃの顔を文香が手で覆えばその手を払い退け、
「あー…わし文香のその困った顔好きやねんな、ん、あ、また勃起してきた、まだ時間あるね、抜かずに2発行こか、OKくれるまで中出ししよか、なぁ♡」
と挿さったままのモノをムズムズと動かした。
「よっこらせ、と、」
繋がったまま彼女の体を抱き起こして密着すれば対面座位、自重でずぷずぷ挿さる感触に文香は
「やだ、あ、あ♡」
とまた嫌がる。
「ん、文香、わし見て、キスしよ、」
「嫌や」
「今日はイヤイヤばっかりやな、悪い子やなぁ」
「誰のせいや思てんッ…あ、あ、あきませんって、も、あ♡」
逃げないのだからプロポーズ成功とみなした哲哉はウイニングランとばかりに彼女を持ち上げ立ち上がり、駅弁スタイルでわっしょいと揺さぶった。
「文香、ま◯こ美味しい♡」
「あほぉ、降ろして、恐いです、あ、」
「このままお前担いで事務室一周しよか」
「いや、やぁ、お願い、哲哉さん、普通に、して、お願い、」
「ん、ん、食う物に困ったりはさせへんようにするから、それでも危ななったらいつでもこっちに帰ってええ、しやから、一緒に、ついて来てほしい、頼む、文香が居らなあかんねん、」
文香の片足を降ろして背中を壁に押し付けて、最後は唇を吸いながら哲哉は懇願する。
「それをッ…なんで、普通に、言われへんのですかぁ、普通に、レストランとかでぇ、」
「すまん、恥ずいやんか、なぁ、」
「こんなとこで、人に見つかる方が…恥ずかしい、もぉ、哲哉さん、昼休憩、終わっちゃいますから、お願い、」
「ん、ほなキス、ん、」
「ん♡ん‼︎あ、ふ…ム…んん♡♡♡」
結局哲哉は昼時間を目一杯使って2回も文香を抱き、チャックを上げて午後からの仕事へと悠々と出て行った。
事務所に残された彼女の午後イチの仕事は畳を拭くところから始まり、飛び散ったボタンを拾い数え、ジャンパーをぴっちり上まで閉め素足・ノーパン・ノーブラで行わざるを得ず…プロポーズを固辞しなかったことを早くも後悔する。
・
「ただいまぁ、哲っちゃん、どう、プロポーズしたんやて?」
現場から戻った同僚の高石は、事務室の作業報告書のファイルを開いて哲哉へ結果を尋ねる。
「へへ、せやねん、千早から聞いた?耳が早いね」
「そう。仮眠室でヤってた言うから…ほんまに?」
「ガセよ。膝付き合わせて話しとっただけや」
「なんや、ほんまなら見たかったわ」
「見せるかいな、阿呆…お前もええ子おったら連れて行けよ」
「ほほ、どやろ…向こうでええ子に出会えたらええね」
高石はほんのりとした期待を込めて煙草を燻らせた。
・
仕事終わり、駐車場で待ち合わせた哲哉へ事務所の鍵を持った文香が近寄り尋ねる。
「哲哉さん、あの…ほんまに、ですか?」
「なに、」
「うちで…ええんですか?」
「文香がええねや」
暗い駐車場で哲哉は砂利を蹴り、車のドアへ手をかけた。
「しやけど…勢いで…この先決めるんは…」
「……文香が嫌なんやったら諦めるよ」
「…ちゃいますけど…あの…」
「…なんや意気地の無い女やなぁ、見込み違いやったか、ふん…ほな…退職ついでに別れよか?」
「⁉︎…な、あんなコトしておいて…今更うちを捨てるとか…ええ加減にせぇよ、あんた!」
いきなりの飛躍した提案に文香は当然だが憤る。
そもそも、きちんとした場所で順を追って説明しなかった今回のプロポーズ方法が間違っているのだ。
幸せな未来のイメージが掴めない。
ただでさえ不安定な転職について行かねばならないのに避妊せず犯しておいて捨てようとする…文香は腸がぐらぐらと煮えたった。
「どーせ妊娠してへんやろ、あー、わしの子産んでくれる娘、新しく探さな、怠いわー」
「あ、あんたがちゃんとしたプロポーズせぇへんから即答できひんねや!……もしデキてたら…デキてへんくてもや、責任、取らせたるからな!ストッキングもパンツも弁償やぞ!兵庫でもどこでも追いかけたる、あんたの子供かて何人でも…あ、いや…」
文香がそこまで啖呵を切れば哲哉はニィと笑い、
「言うたね、うん、文香、わしはたまに見せるお前のその度胸が好きや。……わしについて来てくれ、頼む。この通りや、」
と、正座で直り砂利に額を付ける。
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