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1・昼間の情事

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 ここは大阪府のとある配送・運送・設備工事を請負う業者の事務所。

 昼間なので社長含め配送員が出払っているのはいつものことだが、昼食を摂りながら電話番をしているはずの女性事務員の机ももぬけの殻である。

 本来ならそこに掛けて弁当を食べている時間、当の女性事務員は廊下の奥にある4畳半の和室に居た。


「あ、あきませんって…こんなトコでっ…あ、」

畳に尻餅をつき窓際へストッキングの脚で後退りするのがその事務員・文香ふみか・23歳。

 小さい会社とはいえ支給された水色の制服の上下をきっちり着込み、上から社名の入ったジャンパーを羽織っている。

「ええやん、会社とか興奮するわ…乳首勃ってんで?」

その制服のベストとブラウスを乱暴に開いてボタンを飛ばし、彼女のブラジャーをこれまた荒っぽくめくったのは配送員の哲哉てつや・26歳であった。

 ボリュームのある乳房に唇を付けて乳頭を舌で転がす。

 窓の下に追い詰められた文香は胸と脚を押さえ込まれて動けない。

「いやッ…哲哉さんっ、あ、」

「AVみたいやんな、表のデスクでスるか?」

「嫌ですッ…は、ふ…んッ♡」

「なぁ、これ破ってええ?パンスト」

 水色のスカートから伸びる細い脚に大きな手を添わせて爪を立てる、哲哉は膝の上をピッと摘んで、本気で困り顔の文香を見つめながら無理な方向へ引っ張り…

「哲哉さん、あきません、あ、あー!」

抵抗虚しくあっさり穴を開けた。

「へへ、やってみたかってんなー」

「いや、ちょっと、もぉ、」

 男はそこから上に上に伝線させ股座またぐらまで裂き、脚を開かせてショーツの上までしっかりと破りきる。

 こんなことになるなんて想定してない文香はブラジャーと揃っていないそれを心底恥ずかしく思った。


 恥ずかしく…そう、哲哉が文香を襲っているのは事実だが、これは強姦とか暴行とか非同意の犯罪行為ではないのである。

 二人は交際を続けて5年のれっきとしたカップル、性行為自体はなんら変わったことではない。

 が、彼女が嫌がっているのはここが会社でさらに今が就業時間中だからなのだ。


 この日各人の仕事予定を把握して出かけた哲哉は昼に無人の事務所に戻り、文香を和室へ呼び寄せてことに及ぼうとしている。

「聞こえへんかったわ。エロいねぇ、文香、ま◯こ見して、ん、パンツ濡れてるやんか…正直もんやな」

「やっ…人呼びます、いや、あ、」

「誰も居てへん、マジ興奮すんなぁ…見て、ギャン勃ち、ナマでハメてええ?文香」

哲哉は体を起こしツナギの社会の窓を開けてモノを露出、少ししごけばそれは堂々と天井を向いた。

「い、嫌や!哲哉さん、ほんまに、嫌、」

セックスは慣れているのだ、荒々しくされるのだって初めてではない。

 しかし剥き身のそれを受け入れるほど全てを許してはない。

 文香は男の胸を両手で突き押して半身で膝を立てるも、ジャンパーの背中を掴まれて畳へぺたっと這いつくばる。

 そこを後ろから寄ってスカートをめくり、ストッキングとショーツを掻い潜って茂みの中の膣口へ、

「バックがええの?…ええな、ハメんで、んッ!」

哲哉はそれは非同意のまま侵入した。

「ひッ♡あ、あ‼︎やらッ…あ、あ、」

「んー…ええ具合やんか…文香、ええま◯こしてんで、へへ…パンツ…邪魔やなぁ、破るで」

「うそッ⁉︎やめて、あ、」

 怪力の男は両手でフンとショーツの腰部分を引きちぎり、ストッキングの中でもぞもぞと端に寄せる。

 そして文香の腰に手を戻して深く深く、尻の割れ目に自身の腹を打ちつけた。

「あー、突きやすなった、なぁ?ん?」

「ひア♡あ、でづやざ…嫌、やぁ…」

「逃げんな、あ?対面がええの?」

「抜いて、やらッ…」

 獣のように四足歩行で文香は前へ逃げるも、足首を掴まれ高々と掲げられ…羞恥で嫌がるほどにナカはきゅうと狭くなり、哲哉はニタニタと悦ぶ。

「犬の小便しょんべんみたいやな、ほれ、」

「てつ、や、ざッ…降ろして、離し、て、」

「逃げへんかぁ?」

「にげ、へん、から、」

 それならばと哲哉は脚を降ろし、しかしぐるんと反対へ回して文香だけ側位をとらせた。

 股と股が噛み合って挟まって、起き上がれもしない無様な姿に文香は顔を真っ赤にして抵抗する。

「いッ♡あ、あ!やめ、あッ♡」

「可愛い、文香♡エロいなぁ、ん、ま◯こ気持ちええで、サイコー」

「やらッ、こんな、ん、」

「ん、どやったら気持ちええの、正常位?回すで、」

「そぉいう、ことヤ、な、」

文香は側位から仰向けにされて接合部はまたかっちりと噛み合い、ニタニタと自身を見下ろす哲哉の顔を睨んだまま愉悦へと引き摺り込まれていく。

 再び会いまみえた乳房を哲哉は物欲しそうに眺め、触ってはズレて被さるブラジャーを次第に邪魔に感じてきていた。

「どうやって外すねん、文香、これも千切ってええのんか?」

「嫌やて、これ高いんです、哲哉さん、うち外すから、」

「まどろっこしい…うらッ‼︎」

痺れを切らした哲哉がブラジャーをヘソの方向へピンと引っ張ると、肩のストラップを繋ぐアジャスターが音を立てて飛び去った。

「うそぉ…ひど…」

 ゆるゆるになったブラジャーはたらんと乳房の下へ旗のように下がり、そこをしめしめと大きな手が触りに来る。

 そして

「ん、あー、今日もええチチしてんなぁ、文香、揺らして、手で」

とお願いされると、文香は両の手でたゆたゆと自分の乳房をいやらしく揺らして男の欲情をかき立てた。

「ふゥっ…は…」

「おー、ええな♡可愛いわ、文香♡ま◯こもチチもええ女やな」

「いや、や、」

「あ?まだ嫌なんかいな、何が?」

「こんなッ…無理やり…破らはるしッ…ボタンも…場所やって…避妊も…マナー違反です、」

 至極真っ当な意見だが哲哉は耳を貸さず、

「好きやから、抱きたいねんもん、今日はあわよくばデキ婚狙うてるよ」

とさらりと恐ろしいことを口走る。

「嫌やって、言うて、ゔああッ!」

「このま◯このどこが嫌がってんねん、汁流れすぎやで」

「ヒっ…やめ、嫌や、」

 凶暴な凶器を奥へひと突き、文香の顎ががくんと仰け反ったらぐりぐりと回しながら哲哉は腰を一旦落ち着けた。
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