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「空くん、ごめんなさい、濡れちゃった」

「へ?あぁ、良いよ」

「ごめんらさいぃ~…ばっちぃよね、嫌だよね、」

「落ち着け……なるほど、こんな跳ぶのか…エッチだな、茉莉花♡」

「やらぁ~」

着ていたベビードールに水分を吸い取る性質は無さそうなのに、それでも茉莉花は裾で俺の顔を拭いてくれた。

 見せたいのか隠したいのか意図の不明な下着だな、だがそれ故に可愛いのか。

「茉莉花、それ可愛いな」

「あ、そぉ?えへへ…」

「乳首丸見えだけど」

「この透け感が魅力なん…あ、」

 太ももに重なる裾をめくって奥をチラリ、下は穿いてないようだ。

「穿いてない…さっきまでアレ挿してたからか」

「う、うん…あの、ごめん、夕飯温める…」

「欲しくない?茉莉花」

「え、あ、あの…」

「欲しいならケツ向けて、どうする?」


 ベッドの上でもたもたと膝を立てた茉莉花は、シーツに敷いていた薄い紙のシートを丸めて端に寄せる。

 ペットシーツというやつだろう、茉莉花の潮はほとんどがあれに吸収されているようだ。

 そして茉莉花は犬みたいにくるくる旋回して、俺に白い尻を向けた。

「欲しい…空くん、」

「うん…ははっ、犬みたいだな」

「むぅ…」

 スキンを着ける間の妙な時間は恥ずかしいものだ。

 でも振り向かず表情を隠す彼女の口元は笑っているのが分かる。

 紅い頬が上がって唇を舐めているか、舌舐めずりでもしていたかもしれない。


「茉莉花、おねだりは?」

「…そ、空くん…ここ、に、挿れて下さい…」

 肩をシーツに付けて尻を高く上げ両手で恥部をご開帳。

 ここまで下品なことをしなくても良いのだが、これが茉莉花が考える隷属スタイルなのだろう。

 俺は茉莉花より上に立ちたいけどSMをしたい訳ではなくて、虐げるようなプレイは望んでいない。

 尻肌をペチペチとモノで叩いて

「もっと可愛いらしくおねだりしてみて」

なんて言えば、茉莉花は尻を下ろしてお座りスタイルになる。

 そして両手をグーにして胸の前で構えて、

「わ、わん………空くんの、お、おちんちん…茉莉花の、ここに…下さいな」

と振り返って見せた。

「かわい」

「きゃっ」
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