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「…ごめんね、隠してて」

「それは良いんだけど…何で今夜はそれ着たんだ?めちゃ派手じゃん」

「……さっき台所で、お尻に押し付けたでしょ?私、Tバック穿いてて、感触がゾワゾワって新鮮で…あの、そろそろ、その……教えても良いかなって、思ってお風呂上がりにこっち来たの。知っても空くん引かないかなって、ちょっとずつ見せて、無理そうならすぐ脱ごうと思ってたの。すぐお風呂場に戻ってパジャマ着ようと思ったんだけど手間取っちゃって…暗いとこで見せるつもりだったの」

「そっか…いや、サプライズの邪魔して悪かったな…パジャマ着るか?」

 ベッドに置かれた茉莉花のパジャマを差し出すも、彼女は首を振って「良いの」と笑う。

「でも良いの?茉莉花的にはこの下着、エッチに使う意図は無いんだろ?」

 そう問えば彼女はぴくとしばし固まって、

「ううん、可愛い格好でしてみたかったし」

と唇を尖らせた。


 そうかならば存分に味合わせてもらおう、明かりは消さずに茉莉花の胸元へ口付ける。

「そ、空くん、電気」

「見て欲しいんだろ?下着」

 ばくばくと心臓が暴れているのが分かる。

 今までは何となく「ブラジャーだろう」という物の上から触っていただけだった。

 暗闇の中で脱がせて中身を味わうだけ、外装はおまけにも思っていなかった。


「恥ずかしいよぅ」

「よく言うぜ、見せたいって言ったのは茉莉花だろ」

「着たままエッチは…あ、やだ、」

布地を折って乳頭だけ覗かせる、「生地が傷むからやめて」とか言われるならやめようと思ったが止められはしなかったから良いのだろう。

「可愛い乳首、なぁ茉莉花、」

「ひゃあっ…あ、あ♡」

「ビンビンだな…こっちは?」

 背中を倒させて手を脚の間へ持って行けば、つるつるとした女性下着特有の布地がしっとりして指を絡め取る。

 お気に入りの下着で抱かれる事に興奮してるんだな、触っているとどんどん潤みが増していく。

「そら、くん…」

「びしゃびしゃ、茉莉花…」

「やらぁ…」

「洗えば落ちるだろ?ん、」

 ひざまずいて鼻先を丘に付けて、味もしない布を舐めるとガーターストッキングの脚に挟まれた。

「んッ…なに、」

「やら、そんな、舐め方しないでぇ」

「パンツごと茉莉花を味わってんだよ…なぁ、可愛いよ」

「ひぃ…」

 脚を俺の肩に担いでバター犬みたいにはふはふ股間をねぶって、ストッキングが繋がれた紐をぱちんと弾くとパンツの向こうがひくひくうねる。

 いつもより早そうな気がする。

 やはりこの下着が茉莉花の興奮の後押しをしてるみたいだ。
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