幼馴染はイケメン高学歴リア充、だけどぽっちゃり喪女の私に夢中でなかなかの変態だからもったいない。

茜琉ぴーたん

文字の大きさ
上 下
59 / 85
episode:10…質量保存

59

しおりを挟む

「なぁに、ふふ」

「す、好き…だから、お前のこと…私、ちゃんと言ってなくて…こんな時に言ってごめん、」

「さっきからすごい締まってる…珠ちゃん、恥ずかしいんだ♡」

「恥ずいわ…」

「驚いたなぁ…こんなにしおらしくなっちゃうなんて」


 自分でも確固たる自信は無いんだ。

 ただ幼馴染みでセックス相手になって拒む理由も無いから付き合ってるだけ、篤人を確保しておくことで独りにはならないというぼっち回避の狙いもあったと思う。

 もちろん他にも友人は居るけど一番密で何でも話せて何でも見せられるのは篤人しかいない。

 『嫌いじゃない』だけでここまでしてもらうなんて虫が良すぎるし厚かまし過ぎるし…そこまでして貰うほど私は良い女ではないし。

 篤人にとっては性欲処理にもなってるし私が好みだから良いのだろうが、ギブアンドテイクが成り立ってない気もしていて申し訳ない。

「人がせっかく…」

「珠ちゃん、上京してね、可愛い子はいっぱい居たよ。もう言っちゃうけど告白もされたしナンパもされた。芸能人みたいにキレイな子もいっぱい…でも珠ちゃんが好きなんだ。一番可愛い」

「でも不細工って言ったじゃんか」

「痩せてクマ作ってるのは不細工でしょ、おまけに引きこもりで汚部屋製造してボクに片付けさせちゃって」

「申し訳ない」

「登校拒否でバイトもしてない、うんこ製造機だよ」

「ひでぇ」

 歯にきぬ着せぬこの物言い、篤人が関わってきた数多あまたの女性の誰一人としてこの本性を見抜いた者はいないのだろう。

 それを見られる私はやはり特別な存在、そういうことで良いんだよな、篤人の手にそっと触れて関節を少し強めにぐりぐりこする。

「今の珠ちゃんそこらのアイドルくらいには可愛いよ、化粧したらもっとだと思う。でもボク的には不細工だ。これはブス専とかそういう話じゃない…心に余裕が無くて可愛くないんだ」

「……うん」

「今はもっとほぐれてるかな、最初に見た時より血色も良いし…あ、後でご飯も食べようね、健康な体重に戻さなきゃ。吐かずに食べられるようになるまでボク付き合うから」

「……篤人」

「昔から今まで珠ちゃんは可愛いよ、ずっとね。ボクを助けてくれた恩返しだ…いっぱい受け取ってね♡ん、ん♡♡♡」

 返事をしようとすれば振動が強くなって舌を噛みそうになった。

 篤人はもしかして自身の精液をパワーフードだとでも思っているのか昇天する間際にモノを引き抜いて、コンドームを外しぴゅうぴゅうと私の胴体にぶっかけた。

「うわ」

「あー♡いいザマ♡ほら、珠ちゃんが僕の精子の受け皿になってる」

「控えめに言っても変態」

「そうだよ、その変態に付き合う珠ちゃんだって変態なんだからね…ふふっ…フリータイムが終わるまでゆっくりしよう、寝て」

 ぐうの音も出ない私は胸を腹を綺麗に拭いてもらい、いつにないほど感じていたはらを労りつつ横になる。

 篤人は風呂場からバスローブを持ち出して羽織り、内線でフードを注文してから私の隣へころんと横たわった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。

すずなり。
恋愛
人数合わせで参加した合コン。 そこで私は一人の男の人と出会う。 「俺には分かる。キミはきっと俺を好きになる。」 そんな言葉をかけてきた彼。 でも私には秘密があった。 「キミ・・・目が・・?」 「気持ち悪いでしょ?ごめんなさい・・・。」 ちゃんと私のことを伝えたのに、彼は食い下がる。 「お願いだから俺を好きになって・・・。」 その言葉を聞いてお付き合いが始まる。 「やぁぁっ・・!」 「どこが『や』なんだよ・・・こんなに蜜を溢れさせて・・・。」 激しくなっていく夜の生活。 私の身はもつの!? ※お話の内容は全て想像のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※表現不足は重々承知しております。まだまだ勉強してまいりますので温かい目で見ていただけたら幸いです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 では、お楽しみください。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?

すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。 「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」 家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。 「私は母親じゃない・・・!」 そう言って家を飛び出した。 夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。 「何があった?送ってく。」 それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。 「俺と・・・結婚してほしい。」 「!?」 突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。 かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。 そんな彼に、私は想いを返したい。 「俺に・・・全てを見せて。」 苦手意識の強かった『営み』。 彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。 「いあぁぁぁっ・・!!」 「感じやすいんだな・・・。」 ※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。 ※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 それではお楽しみください。すずなり。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ヤンデレエリートの執愛婚で懐妊させられます

沖田弥子
恋愛
職場の後輩に恋人を略奪された澪。終業後に堪えきれず泣いていたところを、営業部のエリート社員、天王寺明夜に見つかってしまう。彼に優しく慰められながら居酒屋で事の顛末を話していたが、なぜか明夜と一夜を過ごすことに――!? 明夜は傷心した自分を慰めてくれただけだ、と考える澪だったが、翌朝「責任をとってほしい」と明夜に迫られ、婚姻届にサインしてしまった。突如始まった新婚生活。明夜は澪の心と身体を幸せで満たしてくれていたが、徐々に明夜のヤンデレな一面が見えてきて――執着強めな旦那様との極上溺愛ラブストーリー!

極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~

恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」 そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。 私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。 葵は私のことを本当はどう思ってるの? 私は葵のことをどう思ってるの? 意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。 こうなったら確かめなくちゃ! 葵の気持ちも、自分の気持ちも! だけど甘い誘惑が多すぎて―― ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

淫らに、咲き乱れる

あるまん
恋愛
軽蔑してた、筈なのに。

処理中です...