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31◆ロズクロス視点
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あれから、僕の生活は変わった。
なんと!
お父様もお母様も、僕を可愛がるようになった!
ダリアと4人で家族団欒するんだ。
最初は慣れなかったけど、お父様もお母様も僕をみつめる瞳が優しくて、わりとすぐに慣れた。
アルフレッドは、僕によく頬を赤らめてローズになってほしいともじもじしながら言ってくる。
アルフレッド………まさか、幼女に目覚めたなんて………言わないよね?
変な性癖に目覚める前に、早く春が来るといいね。
ライラは、あの誘拐の時にローズが僕だと知った。
まぁ、ダリアとの会話を聞いていたら、嫌でもわかっちゃうよね。
バレたからなのか、よくライラが家に来るようになった。
そして、僕を口説いているらしいけど………ライラ、やめておけ。
僕は本物の女の子じゃないんだよ!
さて、クロノエルなんだけどね。
家の中に潜んでるのを、よく発見するようになった。
「暇なの?」
「魔王としての仕事を素早く終わらせているから、大丈夫だよ」
「隠れるの下手だね」
「ふふ、ロズクロスにみつかるように隠れているから、これでいいんだよ」
「………ストーカーだ」
「褒め言葉だね」
クロノエルは、僕がローズになっても追いかけてくるから、ちょっと困っていたりする。
平和と言えるのか微妙なところだけど、今日も魔法少女ローズ君は魔法少女活動に励んでいるよ!
「僕の名は、魔法少女ローズ君!だよ!」
かっこよくポーズをキメた瞬間、風がひゅるり~と吹いて、スカートが捲れてしまった。
………どうしていつも、かっこよく決まらないのかな………?
完
★
読んでくれて、ありがとうございました!
なんと!
お父様もお母様も、僕を可愛がるようになった!
ダリアと4人で家族団欒するんだ。
最初は慣れなかったけど、お父様もお母様も僕をみつめる瞳が優しくて、わりとすぐに慣れた。
アルフレッドは、僕によく頬を赤らめてローズになってほしいともじもじしながら言ってくる。
アルフレッド………まさか、幼女に目覚めたなんて………言わないよね?
変な性癖に目覚める前に、早く春が来るといいね。
ライラは、あの誘拐の時にローズが僕だと知った。
まぁ、ダリアとの会話を聞いていたら、嫌でもわかっちゃうよね。
バレたからなのか、よくライラが家に来るようになった。
そして、僕を口説いているらしいけど………ライラ、やめておけ。
僕は本物の女の子じゃないんだよ!
さて、クロノエルなんだけどね。
家の中に潜んでるのを、よく発見するようになった。
「暇なの?」
「魔王としての仕事を素早く終わらせているから、大丈夫だよ」
「隠れるの下手だね」
「ふふ、ロズクロスにみつかるように隠れているから、これでいいんだよ」
「………ストーカーだ」
「褒め言葉だね」
クロノエルは、僕がローズになっても追いかけてくるから、ちょっと困っていたりする。
平和と言えるのか微妙なところだけど、今日も魔法少女ローズ君は魔法少女活動に励んでいるよ!
「僕の名は、魔法少女ローズ君!だよ!」
かっこよくポーズをキメた瞬間、風がひゅるり~と吹いて、スカートが捲れてしまった。
………どうしていつも、かっこよく決まらないのかな………?
完
★
読んでくれて、ありがとうございました!
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