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5◆ロズクロス視点
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僕は書庫で、家出のための知識を求めて本を読み漁っている。
ふむふむ……ふむふむ……。
本を読んでいたら、いつの間にか弟のダリアが近くにいた。
「兄様、何を読んでいるの?」
ダリアも僕には基本的に近づかないけど、好奇心旺盛な子だから気になったら近づいてくる。
ロズクロスは、親の愛情を独り占めしているダリアが苦手だったみたいだけど………僕は子供が大好きだ!
ダリアはめちゃくちゃ可愛くて、天使が降臨したみたいな可愛さだ。
この子が僕の弟って………もはやご褒美だよ!
さて………ダリアは素直ないい子だから、家出なんてワードは言えない。
素直故に、すぐに周りにバレるから。
「お勉強していたんだよ」
僕は、笑顔でそれっぽいことを言った。
「お勉強?」
「お勉強して、いろいろなことを知ると、モテモテになるんだよ」
モテモテという言葉に、反応する人は多いと思って言ってみた。
「ん~、よくわかんない!」
………ダリアは反応しないみたいだ。
「兄様、今日はいつもと違うね。僕、今日の兄様好き!」
「え!?」
なんだ突然!?
可愛いダリアが、可愛いこと言ったぞ!!
「僕、いつもと同じだと思うよ?」
「ううん。いつも僕のこと、変な目でみてたの。でも、今日は優しい目でみてるの」
変な目って、たぶん苦手意識していたからだろうな。
でも今は、ダリアめっちゃ可愛いって思っているからな。
その変化に気づくなんて、なんて賢いんだ!
やっぱり天使かな!!
「ありがとう。僕もダリアが大好きだよ」
「!………兄様。うん、ありがとう!えへへ、嬉しい!」
少し驚いたような表情をしたけど、すぐに嬉しそうに笑ってくれた。
………抱き締めてもいいかな?かな!?
ふむふむ……ふむふむ……。
本を読んでいたら、いつの間にか弟のダリアが近くにいた。
「兄様、何を読んでいるの?」
ダリアも僕には基本的に近づかないけど、好奇心旺盛な子だから気になったら近づいてくる。
ロズクロスは、親の愛情を独り占めしているダリアが苦手だったみたいだけど………僕は子供が大好きだ!
ダリアはめちゃくちゃ可愛くて、天使が降臨したみたいな可愛さだ。
この子が僕の弟って………もはやご褒美だよ!
さて………ダリアは素直ないい子だから、家出なんてワードは言えない。
素直故に、すぐに周りにバレるから。
「お勉強していたんだよ」
僕は、笑顔でそれっぽいことを言った。
「お勉強?」
「お勉強して、いろいろなことを知ると、モテモテになるんだよ」
モテモテという言葉に、反応する人は多いと思って言ってみた。
「ん~、よくわかんない!」
………ダリアは反応しないみたいだ。
「兄様、今日はいつもと違うね。僕、今日の兄様好き!」
「え!?」
なんだ突然!?
可愛いダリアが、可愛いこと言ったぞ!!
「僕、いつもと同じだと思うよ?」
「ううん。いつも僕のこと、変な目でみてたの。でも、今日は優しい目でみてるの」
変な目って、たぶん苦手意識していたからだろうな。
でも今は、ダリアめっちゃ可愛いって思っているからな。
その変化に気づくなんて、なんて賢いんだ!
やっぱり天使かな!!
「ありがとう。僕もダリアが大好きだよ」
「!………兄様。うん、ありがとう!えへへ、嬉しい!」
少し驚いたような表情をしたけど、すぐに嬉しそうに笑ってくれた。
………抱き締めてもいいかな?かな!?
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