テイマーになってモフモフ天国を我が手に！……なのに、どうしてこうなった！？

54◆チェルシー視点

今僕の目の前には、本来の姿の皆がもこもこのラグで寛いでいます。

このラグを選んだファル、グッジョブです！

そろそろモフモフが恋しい僕のために、皆が本来の姿になってくれたんですよ。

というわけで、たっぷりモフモフを堪能します！

モフモフはやっぱり最高です！



『うふん！チェルシー、私のお腹撫でて頂戴？』

森狐のファルのヘソ天に、僕は遠慮なくモフモフします。

全体的に毛並みの美しいファルは、お腹も尻尾も足先まで毛並みがツヤツヤしています！

『ギルバートの身体は大っきいね！』

ポヨン！ポヨン！

スライムのラフィは、楽しそうにギルバートのお腹で、ポヨンポヨンと飛び跳ねていますね。

それに対して、ブラックベアーのギルバートは………。

『ラフィ、もっと強く跳び跳ねていいよ！はぁはぁ』

えっと、もしかして変な意味で悦んで………まさかね？

『ミーシャは、チェルシーには何色のリボンが似合うと思う？』

『白かな？青も似合いそう』

『わかる～♪水色もいいよね～！』

『シフォンはピンクかな』

『やっぱり～？プリティな僕には、ピンクがよく似合うよね！ミーシャは赤なんて似合いそう！』

一角兎のシフォンとケットシーのミーシャは、リボンの話をしているみたいですね。

『俺様のモフモフはカッコいいだろ？』

魔狼のロワクレスが、毛並みを誇らしげに自慢しています。

それに対して、リザードマンのルイスはロワクレスをモフモフして感心しているようです。

『そうですね。意外に剛毛じゃないんですね。モフモフです』

ルイスがモフモフの良さについて目覚めたのならば、僕と一晩中モフモフの良さを語り明かしましょう！！