テイマーになってモフモフ天国を我が手に！……なのに、どうしてこうなった！？

47◆チェルシー視点

今日は久しぶりに、皆が揃ったので森で熊狩りをします！

ちょうどギルドで、ブラックベアーという熊の魔物の群れの討伐依頼が出ていたんですよ。

僕を合わせて7人だから、どんな強敵でも大丈夫………ですよね？

念のため、逃げる用の煙玉は持っていますよ。

煙玉とは、逃走用のアイテムです。

ちなみに、ブラックベアーとは身体がとにかく大きくて、そして闇夜のように真っ黒なんです。 

あんまり強くはないらしいんですけど………。

「チェルシー、大丈夫よぉ。私が絶対に守るからねぇ！」

ファルが僕の肩を抱いて、僕が安心できるようにそう言いました。

「シフォンとミーシャも揃って、皆で行けるの久しぶりだね！すごく嬉しい！」

ラフィはすごく楽しそうに、鼻歌を歌っています。 

本当に、ラフィは可愛らしいですね！

「久々に腕が鳴っちゃうよ～♪このプリティな僕の実力みせちゃうんだから！」

シフォンはキャピキャピと、張り切っていますね。

「僕、足手まといにならないといいけど………」

ミーシャは、今日はちょっと自信がないようです。

「ルイス、俺様と勝負しろ！カッコいい俺様の方ができる男だと証明してやる。筋肉だけが自慢のお前とは違うんだぜ」

ロワクレスはルイスに胸を張って、勝負を挑んでいるようです。

それに対して、ルイスは苦笑いですね。

「筋肉だけが自慢……というわけではないのですが………。まぁ、いいですよ。勝つのは、俺ですけどね」

ルイスはルイスで、自信があるようです。

ロワクレスとルイスは、ずいぶん仲良くなったみたいですね。

良いことです！



ブラックベアーの群れのいる場所は、森の奥の方です。

森の道を進むと、獣の唸り声が聞こえてきました。

唸り声の聞こえる方に進むと、ついにみつけました。

ブラックベアーの群れです！

僕は、シフォンが以前にくれたナイフと片手盾と皮製の防具を身につけて戦いますよ。



さぁ！

いっぱい狩りましょうね！

そして、今夜は熊肉のお鍋にしましょう。 

もしくは、熊肉の焼肉もいいですね。

とにかく、お肉ですよお肉！！ 

じゅるり………！