テイマーになってモフモフ天国を我が手に！……なのに、どうしてこうなった！？

11◆チェルシー視点

翌日、またもや僕の悲鳴が部屋に響きました。

何故なら、ロワクレスが………20代後半ぐらいのワイルドイケメンになっていたからです！



夜に、一緒に寝た時はまだ魔狼だったんです。

でも、朝に誰かにギュウギュウ抱き締められていて………寝惚けていた僕は、ラフィでしょうか？なんて思っていました。

しかし、ラフィはこんなに大きな身体ではありません。

では、これは誰でしょうか？

瞼を開くと、そこには知らない大人の男が全裸で僕と寝ていたんです！！

………つい3秒ぐらい僕の時が止まりましたよ。

「キャーーー！？」

「んあ？チェルシー、どうしたんだ？」

「あ…あの…お名前は………？」

「俺様の名前を忘れたのか？ロワクレスだ」

「え！？」

僕の悲鳴に驚いたイケメンは、なんとロワクレスだったんです。

ロワクレス………ショタにはならなかったんですね。

ロワクレスは、あくびをしながら僕に近寄ってきました。

「たぶん、夜中に寝惚けて人化したんだな。どうだ？俺様は人化してもカッコいいだろ？」

「あわあわあわ……！？全裸でグイグイ迫ってはいけません！みえてます！みえてますから！！」

男の大事なモノがみえてますから～～～！！

赤面してあわあわする僕は、ついついロワクレスのとっても立派なモノをガン見してしまいました。

うぅ……きっと僕は、まだ成長するはずなんです！

だから、羨ましくなんてありません。

いつか僕も、立派なモノになるはずですから！！