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7◆タナトス視点
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なんだか、よく分からないけど中二病の子じゃないのかな?
ちょっと悩んだけど、神様なんだと言うならちょっとルミナスのことを相談してみようと私は思ったんだ。
すると………。
「恐らく、運命に抗う力のある者ですね。その方に会わせてください!」
アーミュを信じきったわけじゃないけど、ルミナスの悩みをどうにかしてやれるならと私は二人を会わせてみた。
「ちょっと、僕に気安く触るなよ!気持ち悪い!」
ルミナスの腕を掴み無理矢理引っ張って来たけど、ずっと私は罵倒されている。
傷つくな………。
でも、その流れる涙がやっぱり気になって仕方ない。
「アーミュ、連れてきたよ」
「何?このみすぼらしい平民は。まるでどぶねずみみたいだね!あはは!」
アーミュはみすぼらしい感じも、どぶねずみ感もないけどね………。
心の中でそっと突っ込みを入れてみる。
「間違いありません。運命に抗う力のある者です。しかし、この方は運命だけでなく命そのものを歪にされています。そのせいで、運命に決められた死ぬ日まで死ねなくなっています」
「意味不明なこと言ってるけど、頭の病気なんじゃない?近寄らないで~病気が移る~!あはは!」
アーミュをバカにしたようなことを言い、笑うルミナス。
しかし、やはり涙は流れ続けていた。
「言葉での同意は無理でしょう。しかし、ルミナスさんは救いを求めています。どうか、僕に力を貸してください!歪んだ神を倒してください!そうすれば、運命に操られることもなくなります。どうか、救われたいと強く願ってください」
『歪な神の運命を打ち破る力を!』
ドサッ!
「ルミナス!」
アーミュが、私にしたようにした瞬間ルミナスは疲れきった表情で倒れてしまった。
ちょっと悩んだけど、神様なんだと言うならちょっとルミナスのことを相談してみようと私は思ったんだ。
すると………。
「恐らく、運命に抗う力のある者ですね。その方に会わせてください!」
アーミュを信じきったわけじゃないけど、ルミナスの悩みをどうにかしてやれるならと私は二人を会わせてみた。
「ちょっと、僕に気安く触るなよ!気持ち悪い!」
ルミナスの腕を掴み無理矢理引っ張って来たけど、ずっと私は罵倒されている。
傷つくな………。
でも、その流れる涙がやっぱり気になって仕方ない。
「アーミュ、連れてきたよ」
「何?このみすぼらしい平民は。まるでどぶねずみみたいだね!あはは!」
アーミュはみすぼらしい感じも、どぶねずみ感もないけどね………。
心の中でそっと突っ込みを入れてみる。
「間違いありません。運命に抗う力のある者です。しかし、この方は運命だけでなく命そのものを歪にされています。そのせいで、運命に決められた死ぬ日まで死ねなくなっています」
「意味不明なこと言ってるけど、頭の病気なんじゃない?近寄らないで~病気が移る~!あはは!」
アーミュをバカにしたようなことを言い、笑うルミナス。
しかし、やはり涙は流れ続けていた。
「言葉での同意は無理でしょう。しかし、ルミナスさんは救いを求めています。どうか、僕に力を貸してください!歪んだ神を倒してください!そうすれば、運命に操られることもなくなります。どうか、救われたいと強く願ってください」
『歪な神の運命を打ち破る力を!』
ドサッ!
「ルミナス!」
アーミュが、私にしたようにした瞬間ルミナスは疲れきった表情で倒れてしまった。
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