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3◆ジーク視点
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俺はジーク。
ちょっと困った問題持ちの平民だ。
問題というのは、俺の能力である魅了……それが制御不能なことだ。
厄介なのは、一度この魅了を食らうと解けないということ。
今までも、それで何度かトラブルがあったんだ。
今回は最大級のトラブルだけどね。
シルビア・ヴァイオレット公爵といえば、冷酷なことで有名だ。
つまり、俺終了のお知らせということさ。
父さん母さん、俺まだ18歳なのに先立つ不幸を許してくれ。
俺は、殺されるんだと思っていたから『さよなら』を言った。
さて、殺されると思っていた俺なんだが。
今、何故か監禁されている。
これから拷問とかされるのかな?
死にたくはないけど、逃げるなんてしたら家族がどうなるかわからない。
気が重くなる感じだが、素直に諦めるしかないんだろうな。
「ジーク」
扉の鍵を開けて、扉を開いてやってきたシルビア。
ちなみに、この部屋にはトイレと風呂がついているんだ。
監視魔道具のカメラもあって、窓はない。
扉には外側に鍵がついている。
監禁専用の部屋があるなんて、恐ろしいわ。
「食事だ」
「!?」
なんということでしょうか………。
差し出された食事は、平民が一生食べられないような豪華な食事だった。
俺の知識不足で語彙力低い説明になるけど、すごい料理だった。
美味しかったけど、上品すぎて何の料理かわからなかったよ。(笑)
「美味かったか?」
「はい………」
「うむ」
「………」
「………」
会話終了………。
だが、シルビアはまだここにいるつもりのようだ。
沈黙が重くて、俺は拷問されるのか?殺されるのか?と不安だけが募り、耐えきれなくなった。
………俺がどうなったかって?
気絶したけど、何か?
ちょっと困った問題持ちの平民だ。
問題というのは、俺の能力である魅了……それが制御不能なことだ。
厄介なのは、一度この魅了を食らうと解けないということ。
今までも、それで何度かトラブルがあったんだ。
今回は最大級のトラブルだけどね。
シルビア・ヴァイオレット公爵といえば、冷酷なことで有名だ。
つまり、俺終了のお知らせということさ。
父さん母さん、俺まだ18歳なのに先立つ不幸を許してくれ。
俺は、殺されるんだと思っていたから『さよなら』を言った。
さて、殺されると思っていた俺なんだが。
今、何故か監禁されている。
これから拷問とかされるのかな?
死にたくはないけど、逃げるなんてしたら家族がどうなるかわからない。
気が重くなる感じだが、素直に諦めるしかないんだろうな。
「ジーク」
扉の鍵を開けて、扉を開いてやってきたシルビア。
ちなみに、この部屋にはトイレと風呂がついているんだ。
監視魔道具のカメラもあって、窓はない。
扉には外側に鍵がついている。
監禁専用の部屋があるなんて、恐ろしいわ。
「食事だ」
「!?」
なんということでしょうか………。
差し出された食事は、平民が一生食べられないような豪華な食事だった。
俺の知識不足で語彙力低い説明になるけど、すごい料理だった。
美味しかったけど、上品すぎて何の料理かわからなかったよ。(笑)
「美味かったか?」
「はい………」
「うむ」
「………」
「………」
会話終了………。
だが、シルビアはまだここにいるつもりのようだ。
沈黙が重くて、俺は拷問されるのか?殺されるのか?と不安だけが募り、耐えきれなくなった。
………俺がどうなったかって?
気絶したけど、何か?
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