1 / 1
浮気令嬢はざまぁ
しおりを挟む
「セドリック!君を婚約破棄する!そして私は、ロザリアを新しい婚約者にする!」
王子のマリウスは、婚約者のセドリックに婚約破棄を伝えました。
マリウスの隣には、勝ち誇った顔の公爵令嬢ロザリアがいます。
セドリックは、この状況にキレました。
何故なら、マリウスは浮気したくせに上から目線で偉そうに婚約破棄するとか言うから、セドリックはマリウスのその頭をかちわってやろうかとキレました。
「マリウス、ずいぶんと偉そうだな?王子だから自分は偉いとでも思っているのかな?ちょっと自分の立場がわかってないみたいだから、わからせてやろう」
「はっ、何を言って………」
ドカッ!バキッ!ボコッ!チーン!!
浮気相手の公爵令嬢ロザリアは、信じられないものをみました。
セドリックは、容赦なく………それはもうとことん容赦なくマリウスをひたすら蹴り潰しました。
相手は王子なのよと言う心の声は、その蹴りがこっちにも来たらと思うと言えませんでした。
「マリウス、少しは頭が冷えたかな?」
声は穏やかなセドリック。
あくまで、声はですがね。
セドリックは、怒らせてはいけないタイプなのでしょう。
「ハァ…ハァ…イイ!」
「「?」」
呼吸の荒かったマリウスは、急に元気になりました。
不思議に思ったロザリアとセドリック。
「セドリック、イイよ!もっと蹴ってくれ!こんな快楽は初めてだ!やはり私の婚約者はセドリックのままがいい!すまないがロザリア、君とは今日でさよならだ」
「は?」
「え!?嘘ですわよね!マリウス様!!」
納得がいかないロザリアだったが、マリウスの今の姿をみて多少冷静さを取り戻して思いました。
現在のマリウスは、セドリックの足にすがりつき、発情期の犬のように腰を振っています。
(この人もうダメね。王子だからいい寄ったけど、ドM化した変態はちょっと……いや、かなり嫌だわ!)
「わかりましたわ。私は潔く身を引きますわ」
ロザリアは部屋からそそくさと、若干逃げるように帰って行きました。
「セドリック、君が愛しくてたまらないよ。私をこんな風にしちゃった責任、ちゃんと取ってね?私も浮気した責任ちゃんと取るから」
セドリックは思いました。
(なるほど、調教して理想の婚約者にするのもアリだな)
こうして、ドM王子マリウスは誕生したのでした。
めでたしめでたし♪
裏話。
公爵令嬢ロザリアは、その後こっぴどいお叱りを受けました。
主に、実の家族と王家からです。
お叱りの内容は、ロザリアがマリウスと浮気をしなければ、マリウスがドM化することはなかったというものです。
マリウスに期待をしていた公爵家も、自慢の息子だとマリウスを誇りに思っていた王家も、頭を抱えてしまいました。
まぁ、浮気をしたマリウスも悪いのですが、ドM化したことで責めてももう元には戻りません。
なので、公爵家と王家の恨みの矛先はロザリアに向けられました。
ロザリアは許してもらえず、あっさり修道院送りになりました。
ロザリアはこのことがあって、こう思ったそうですよ。
浮気、ダメ、絶対!!
チャンチャン☆
王子のマリウスは、婚約者のセドリックに婚約破棄を伝えました。
マリウスの隣には、勝ち誇った顔の公爵令嬢ロザリアがいます。
セドリックは、この状況にキレました。
何故なら、マリウスは浮気したくせに上から目線で偉そうに婚約破棄するとか言うから、セドリックはマリウスのその頭をかちわってやろうかとキレました。
「マリウス、ずいぶんと偉そうだな?王子だから自分は偉いとでも思っているのかな?ちょっと自分の立場がわかってないみたいだから、わからせてやろう」
「はっ、何を言って………」
ドカッ!バキッ!ボコッ!チーン!!
浮気相手の公爵令嬢ロザリアは、信じられないものをみました。
セドリックは、容赦なく………それはもうとことん容赦なくマリウスをひたすら蹴り潰しました。
相手は王子なのよと言う心の声は、その蹴りがこっちにも来たらと思うと言えませんでした。
「マリウス、少しは頭が冷えたかな?」
声は穏やかなセドリック。
あくまで、声はですがね。
セドリックは、怒らせてはいけないタイプなのでしょう。
「ハァ…ハァ…イイ!」
「「?」」
呼吸の荒かったマリウスは、急に元気になりました。
不思議に思ったロザリアとセドリック。
「セドリック、イイよ!もっと蹴ってくれ!こんな快楽は初めてだ!やはり私の婚約者はセドリックのままがいい!すまないがロザリア、君とは今日でさよならだ」
「は?」
「え!?嘘ですわよね!マリウス様!!」
納得がいかないロザリアだったが、マリウスの今の姿をみて多少冷静さを取り戻して思いました。
現在のマリウスは、セドリックの足にすがりつき、発情期の犬のように腰を振っています。
(この人もうダメね。王子だからいい寄ったけど、ドM化した変態はちょっと……いや、かなり嫌だわ!)
「わかりましたわ。私は潔く身を引きますわ」
ロザリアは部屋からそそくさと、若干逃げるように帰って行きました。
「セドリック、君が愛しくてたまらないよ。私をこんな風にしちゃった責任、ちゃんと取ってね?私も浮気した責任ちゃんと取るから」
セドリックは思いました。
(なるほど、調教して理想の婚約者にするのもアリだな)
こうして、ドM王子マリウスは誕生したのでした。
めでたしめでたし♪
裏話。
公爵令嬢ロザリアは、その後こっぴどいお叱りを受けました。
主に、実の家族と王家からです。
お叱りの内容は、ロザリアがマリウスと浮気をしなければ、マリウスがドM化することはなかったというものです。
マリウスに期待をしていた公爵家も、自慢の息子だとマリウスを誇りに思っていた王家も、頭を抱えてしまいました。
まぁ、浮気をしたマリウスも悪いのですが、ドM化したことで責めてももう元には戻りません。
なので、公爵家と王家の恨みの矛先はロザリアに向けられました。
ロザリアは許してもらえず、あっさり修道院送りになりました。
ロザリアはこのことがあって、こう思ったそうですよ。
浮気、ダメ、絶対!!
チャンチャン☆
25
お気に入りに追加
44
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(1件)
あなたにおすすめの小説






ある意味王道ですが何か?
ひまり
BL
どこかにある王道学園にやってきたこれまた王道的な転校生に気に入られてしまった、庶民クラスの少年。
さまざまな敵意を向けられるのだが、彼は動じなかった。
だって庶民は逞しいので。


ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
はじめまして、コメント失礼します!!
いやあ、もう笑っちゃいました!結局ざまあされた令嬢w
コメントありがとうございます(*´ω`*)
この令嬢も、まさか王子が、婚約者の蹴りでドM化するとは予想外でした(*´ω`*)