異世界でチートをお願いしたら、代わりにショタ化しました！？

9◆ギルバード視点

俺はジンジャー殿下に報告をするため、ジンジャー殿下の執務室にいる。

ジンジャー殿下とは、この国の王子の名前だ。

パンツを変態に盗まれた王子とは、ジンジャー殿下のことである。

「ジンジャー殿下、盗まれた物と報告書です」

「ありがとう。ふふふ、犯人には覚悟をしてもらうわ。私のパンツを盗むなんて、三日三晩では足りないぐらいだろうけど、私も鬼じゃないからね。寝ずの説教………ふふふ、楽しみね………ふふふふふふふふふ」

怒っている。

ものすごく怒っている。

笑顔なのに、背後に魔王降臨しているって表現がピッタリなほど、殺意みたいなものを放っている。

………めっちゃ怖い！！

俺は、用事を済ませたのでスタコラサッサと執務室を退室した。