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5◆森の狼たち視点(最終回)

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ライジャは自覚していないが、森の動物や魔物はライジャに無自覚でテイムされている。

「俺たちのご主人様、また森でヤってるぜ」

「人目がなくても、俺たち動物や魔物はみてるのに、熱いぜ」

「ご主人様、ハァハァ………」

狼3匹は、森でヤっているライジャとラピスラズリをみていた。

ライジャとラピスラズリは、森をヤリ場スポットとしてよく使っている。

「あ…っ!……ん……ぅっ!ラ…イジャ……お兄…ちゃんっ!」

「ハァハァ、ラピス!」

二人はズコパコズコパコと、まるで発情期みたいだった。

それが狼たちの感想だ。

おかげで、こっちまで興奮してしまった。

「なぁ、俺たちも交尾しようぜ」

「3匹でか?」

「いやん!はしたないよ!」

狼たちは、いい雰囲気で茂みに消えていった。

きっと盛り上がるだろう。



その後のライジャとラピスラズリだが。

ラピスラズリは、ついに通いを止めて、教会のライジャの部屋に引っ越してしまった。

「ライジャお兄ちゃん、これでずっと一緒だね!」

「ふふ、嬉しいですね!」

ラピスラズリが教会に来てから、ラピスラズリはライジャにべったりになった。

毎度ラピスラズリは何故か、ライジャの背後にいる。

それを何かに例えるなら………。

可愛く言うなら、カルガモの親子。

悪く言うなら、ストーカー。

でも、ライジャは嬉しいみたいだから問題はない。




とりあえず………今日も世界は平和だなと狼たちは思った。







読んでくれてありがとうございました!ヽ(・∀・)ノ
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