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一番可哀想なのは、魔王かもしれない
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勇者に選ばれたバルバロッサは、選ばれてから半年が経ったが未だに魔王討伐に行かない。
それは何故か?
それは………。
「勇者バルバロッサよ。わしの尻より、魔王を倒せ」
「魔王なんかより陛下の尻だ!」
「………神は人選をミスったようだな」
勇者に選ばれる条件は、聖剣を抜くことだ。
聖剣を抜いたバルバロッサは、勇者になってから陛下の尻を触る・揉むといったセクハラしかしていない。
そこへ、角の生えた魔族の男………魔王が現れた。
「勇者バルバロッサ!いつになったら我の城に来るのだ!?いい加減にしろ!焦れて我から来てしまったではないか!!」
苦情である。
勇者への苦情である。
勇者を待っている魔王としては、ずっとやって来ない勇者にキレている。
「うるさいっ!俺の癒しタイムを邪魔するな!くらえ!陛下の尻パーンチ!」
バルバロッサは、陛下の尻モミモミタイムを邪魔されて、殺意を魔王に向けた!
バルバロッサの拳が魔王の顎を狙い、やって来た魔王は即お帰りすることになる。
「ただのパンチだろーーっ!?」
という言葉と共に、お空をピャーッ!とな。
「わしの尻を名前にするな!?」
陛下の羞恥はなんのその。
「さぁ、陛下?邪魔者は消えたぜ。ぐへへ………」
「バルバロッサよ。悪人のような表情をしておるぞ………。それでも勇者か?」
「きっと、俺と陛下は乳繰り合う運命だったんだ!」
「わしはもう60歳越えてるんだぞ。バルバロッサはまだ23歳ではないか………」
「そんなの関係ねぇ!60歳越えていても陛下の尻はバリバリの現役だ!」
バルバロッサが、魔王討伐に行かないせいで毎度魔王から来るはめになるが、毎度バルバロッサの拳が火を吹いた。
なんだかんだで、勇者バルバロッサは旅立っていないのに平和だ。
陛下に対して宰相は………。
「もう結婚してしまえば良いかと」
そう言って、いそいそと結婚式の準備を進めている。
めでたしめでたし………?
それは何故か?
それは………。
「勇者バルバロッサよ。わしの尻より、魔王を倒せ」
「魔王なんかより陛下の尻だ!」
「………神は人選をミスったようだな」
勇者に選ばれる条件は、聖剣を抜くことだ。
聖剣を抜いたバルバロッサは、勇者になってから陛下の尻を触る・揉むといったセクハラしかしていない。
そこへ、角の生えた魔族の男………魔王が現れた。
「勇者バルバロッサ!いつになったら我の城に来るのだ!?いい加減にしろ!焦れて我から来てしまったではないか!!」
苦情である。
勇者への苦情である。
勇者を待っている魔王としては、ずっとやって来ない勇者にキレている。
「うるさいっ!俺の癒しタイムを邪魔するな!くらえ!陛下の尻パーンチ!」
バルバロッサは、陛下の尻モミモミタイムを邪魔されて、殺意を魔王に向けた!
バルバロッサの拳が魔王の顎を狙い、やって来た魔王は即お帰りすることになる。
「ただのパンチだろーーっ!?」
という言葉と共に、お空をピャーッ!とな。
「わしの尻を名前にするな!?」
陛下の羞恥はなんのその。
「さぁ、陛下?邪魔者は消えたぜ。ぐへへ………」
「バルバロッサよ。悪人のような表情をしておるぞ………。それでも勇者か?」
「きっと、俺と陛下は乳繰り合う運命だったんだ!」
「わしはもう60歳越えてるんだぞ。バルバロッサはまだ23歳ではないか………」
「そんなの関係ねぇ!60歳越えていても陛下の尻はバリバリの現役だ!」
バルバロッサが、魔王討伐に行かないせいで毎度魔王から来るはめになるが、毎度バルバロッサの拳が火を吹いた。
なんだかんだで、勇者バルバロッサは旅立っていないのに平和だ。
陛下に対して宰相は………。
「もう結婚してしまえば良いかと」
そう言って、いそいそと結婚式の準備を進めている。
めでたしめでたし………?
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