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3◆シュバルツ視点

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私の人生に、ノアの存在は必要不可欠だと私は思うんだ。

愛らしい少年で、いつも迷子でさ迷う………私の番。

ノアの父親より歳上の私だが、誰よりノアを愛していると自負している。

私の普段の仕事は、町の警備兵だから………ノアのことを毎日朝から晩まで守るついでに、町の見回りをしている。

私の『愛しのノア日記』には、読むだけで私の心に癒しと潤いを与えるノアのことが書かれている。

ノアには、怖い日記と言われたが………どこが怖いのかが私にはわからない。

「ノア、お腹空いてないか?マタタビクッキーあるぞ」

「え!食べる!」

私は、いつもノアのためにマタタビクッキーを持ち歩いているんだ。

マタタビクッキーとは、マタタビが使用された猫科獣人向けのお菓子だ。

他にも種類はあるんだが、クッキーが一番持ち歩きやすいと思っているぞ。

お腹を空かせているかもしれないノアのために、お菓子を持ち歩くのはエチケットだと私は思っている。

ちなみに、猫科向けとはいっても他の種類の獣人が食べられないなんてことはない。

普通に美味しい。

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