[長編版]異世界転移したら九尾の子狐のパパ認定されました

ミクリ21

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12◆ラルク視点

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パパ、僕は頼りになるでしょ?

いっぱい僕を頼って、僕なしじゃ生きられなくなってね。

僕とずっと一緒にいてほしいから、僕はなんでも頑張るから!

パパに不自由させないように、僕がいっぱい稼ぐからね。

そして、僕が成長したら………。

ふふっ!早く大人になりたいな♡

まぁ、一週間ぐらいで大人になるけどね。

九尾族は、親を得ると成長するから。

パパがパパだと自覚してなくても、波長が大事だから問題ないんだよ。

明日には、今日より大きくなっているだろうけど、九尾族にとっては当たり前の成長だから怖がらないでね。

僕は熊鍋を美味しい美味しいと食べるパパをみつめながら、明日のことを考えていた。



翌日。

「ラルク、なんか大きくなった?」

「九尾族だから!」

「九尾族……成長期が凄まじいな………」

パパは驚いてはいたけど、僕の頭を撫でてくれる。

パパの優しい手が、僕は大好きだよ。

「いっぱい食べて、大きくおなり」

パパ!

それって………成長した僕を早くみたいってこと!?

僕もパパに早く僕の大人姿をみせたいよ!

そして、パパと番になりたいな。(キャッ♡)

興奮で尻尾が激しく揺れるけど、仕方ないよね!!
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