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10◆純也視点
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しばらく歩いて、やっと街についた。
街の名前はアイースというらしい。
………ちらっと、アイスと思ってしまったのは不可抗力だ。
めちゃくちゃ覚えやすいからいいんだけどね。
「パパ、アイースは氷菓子で有名なんだよ。氷魔法の使い手がいっぱい集まる街だからね」
「なんで氷魔法の使い手はこの街に集まるんだ?」
「ここは氷のエネルギーのパワースポットなんだよ。氷魔法の使い手からしたら、最高に過ごしやすい土地なんだ」
「なるほど?」
よくわからないけど、とりあえずアイス食べたいと思った。
しかし、俺には残念ながらお金がない。
「仕事みつけないとな」
「仕事なら、冒険者だとすぐなれるよ」
異世界あるあるというか定番というか、冒険者は一度はなってみたい職業だよな。
日本で暮らしていたら縁のない職業だし、冒険というものにロマンを感じる。
だって、男の子だもん!
ということで、やって来たぜギルド。
受付はあっさり終わり、俺とラルクは冒険者になった。
………ラルクは九尾族ということで、特別枠らしい。
本来ラルクぐらいの子供は冒険者になれないらしいが、九尾族は年齢関係ないって説明された。
「ラルク、九尾族って何?」
「尻尾が九尾だから九尾族なんだよ」
「あぁ、うん」
ラルクの謎が増えた気がするんだが、気のせいだろうか?
なんで九尾族は年齢関係ないんだろう。
あ、でもラルクはめちゃくちゃ強いよな。
もしかして、九尾族って全体的に強い種族なんだろうか?
だから、特別枠なのかな?
うーん、わからない。
「パパ、僕頑張ってパパを養えるようにいっぱい稼ぐね!」
「えっと……二人で頑張ろうね」
うぅ、純粋な気持ちが眩しくて……自分自身の不甲斐なさにへこみそうだ。
ラルクにお世話になりっぱなしだけど、俺はいい歳した男なのにな………。
本当に俺って、不甲斐ない………。
街の名前はアイースというらしい。
………ちらっと、アイスと思ってしまったのは不可抗力だ。
めちゃくちゃ覚えやすいからいいんだけどね。
「パパ、アイースは氷菓子で有名なんだよ。氷魔法の使い手がいっぱい集まる街だからね」
「なんで氷魔法の使い手はこの街に集まるんだ?」
「ここは氷のエネルギーのパワースポットなんだよ。氷魔法の使い手からしたら、最高に過ごしやすい土地なんだ」
「なるほど?」
よくわからないけど、とりあえずアイス食べたいと思った。
しかし、俺には残念ながらお金がない。
「仕事みつけないとな」
「仕事なら、冒険者だとすぐなれるよ」
異世界あるあるというか定番というか、冒険者は一度はなってみたい職業だよな。
日本で暮らしていたら縁のない職業だし、冒険というものにロマンを感じる。
だって、男の子だもん!
ということで、やって来たぜギルド。
受付はあっさり終わり、俺とラルクは冒険者になった。
………ラルクは九尾族ということで、特別枠らしい。
本来ラルクぐらいの子供は冒険者になれないらしいが、九尾族は年齢関係ないって説明された。
「ラルク、九尾族って何?」
「尻尾が九尾だから九尾族なんだよ」
「あぁ、うん」
ラルクの謎が増えた気がするんだが、気のせいだろうか?
なんで九尾族は年齢関係ないんだろう。
あ、でもラルクはめちゃくちゃ強いよな。
もしかして、九尾族って全体的に強い種族なんだろうか?
だから、特別枠なのかな?
うーん、わからない。
「パパ、僕頑張ってパパを養えるようにいっぱい稼ぐね!」
「えっと……二人で頑張ろうね」
うぅ、純粋な気持ちが眩しくて……自分自身の不甲斐なさにへこみそうだ。
ラルクにお世話になりっぱなしだけど、俺はいい歳した男なのにな………。
本当に俺って、不甲斐ない………。
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